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6月末の家計の金融資産は1860兆円、株安受け微減-日銀統計

  • 日銀と海外の国債保有が過去最高、金融機関は減少続く
  • 企業の現預金は43四半期連続で増加、手元資金積み上げ

日本銀行が20日に発表した2019年4-6月期の資金循環統計によると、家計が保有する金融資産残高は6月末時点で1860兆円となり、前年比で0.1%減少した。米中貿易摩擦の激化などを背景に世界的に株価が軟調な展開となる中で、保有株式の時価評価額が減ったことが主因。国債保有は日銀と海外が過去最高となる一方、銀行など預金取り扱い金融機関分は最低を更新した。

  家計の金融資産は、過半を占める現金・預金が同1.9%増の991兆円と過去最高を更新したが、株式等は195兆円と同9.7%減少。投資信託は資金流出が響き、同3.7%減の70兆円となった。

家計の金融資産残高の推移

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  企業の金融資産も株安を背景に1166兆円と同3.2%減少。このうち株式等は同13.1%減の377兆円となった。一方、現預金は2.3%増の266兆円と43四半期連続で増加。企業が手元資金を厚めに積む動きが続いている。

国債保有

  国庫短期証券や財融債を含めた国債残高は、同3.3%増の1137兆円と過去最高となった。積極的な国債買い入れを進めている日銀が494兆円と引き続き最大の保有主体。発行残高に占める保有比率も43.5%と最高を更新した。

  海外の日本国債買いも継続。21四半期連続で保有を拡大しており、残高は145兆円となった。保有比率も12.8%と、それぞれ過去最高を更新している。

  一方、銀行など預金取り扱い金融機関の国債保有は減少を続けている。6月末は同10.4%減の151兆円。保有比率も13.3%に低下し、いずれも過去最低となった。

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