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香港警察、抗議活動参加者を「拷問」-不要な実力行使とアムネスティ

  • 質問に答えない参加者を殴打、拘束した人物にレーザーペン
  • 街頭デモ発生の背景に警察への不満-香港中文大学などの調査

中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案をきっかけとした抗議活動が続く香港で、警察当局が最近のデモで拘束した民主派の参加者を殴打したり、「拷問」に等しい行為を働いたりしたと、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルが新たに公表したリポートで主張した。

  アムネスティが列挙した事例によると、警察は拘束時に「不要かつ行き過ぎた」実力を行使したほか、質問に答えなかった抗議活動参加者を殴打した上で、地面に押さえつけたり、拘束した人物の目にレーザーペンを照射したり、携帯電話のロック解除に応じなかった男性の性器を感電させると脅したりした。

Hong Kong Braces For the 12th Weekend of Protests In Tsuen Wan and Kwai Tsing

香港の荃湾で抗議活動参加者を拘束する警察(8月25日)

 

  アムネスティは拘束された21人の抗議者を取材した上で、治療に当たった医療関係者や担当弁護士から裏付けを得たとする調査結果を公表。取材した21人のうち18人が拘束に関連した負傷や疾患で入院、診療記録も調べたという。

  香港警察は個別のケースに関してコメントしないと回答。ブルームバーグ・ニュースへの声明で、警察官は状況が許せば実力行使の意思を警告することになると説明。警官は「常に高い水準の自制」を保つことが求められているとした。

  アムネスティは香港警務処処長に調査結果を18日に提供したが、反応はまだないと述べた。警察に19日接触した時点でもコメントはなかった。

  香港中文大学などが実施した調査によると、香港では警察への不満が高まっており、街頭デモ発生の大きな要因になっている。研究者らは「7月半ば以降、実際にはこの点が抗議活動に参加する最も重要な動機になった」と指摘した。

アムネスティ・インターナショナルは香港警察が拘束時に「不要かつ行き過ぎた」実力を行使したと主張

原題:Hong Kong Police ‘Tortured’ and Beat Protesters, Amnesty Says(抜粋)

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