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英中銀、金利据え置き-EU離脱巡る不確実性がインフレ弱める可能性

  • 9対0で政策金利を0.75%に据え置くことを決定
  • 政治の展開次第で不確実性がさらに続く可能性を指摘

イングランド銀行(英中央銀行)は19日、政策金利据え置きを発表した。欧州連合(EU)離脱を巡る不確実性が続く場合、インフレは予想よりも弱くなる可能性があると指摘した。

  議事録によると金融政策委員会(MPC)は、「政治の展開によって、すでに定着してしまった不確実性がさらに続く可能性がある」とし、これが長期化すればするほど実需が潜在需要を下回り続ける可能性が高くなり「国内的に発生するインフレ圧力は弱まるだろう」と分析した。

BOE sees degree of spare capacity opening in economy

  ジョンソン英首相は合意の有無にかかわらず10月31日の期日に欧州連合(EU)を離脱する決意を示しているが、英議会は合意に至らない場合に延期要請を首相に強いる法律を制定している。

  議事録は、中銀当局者らが離脱延期の可能性に備えていることを示唆した。中銀はまた、合意なき離脱への対応は自動的ではなく、一方で離脱がスムーズに進む場合は今後数年間で一連の緩やかで限定的な利上げが必要になるだろうと繰り返した。

  議事録は「どのようなEU離脱になるかを巡り多大な不確実性があるというのは、英経済が今後数年にたどる可能性のある軌道が多岐にわたることを意味する」とした上で、いかなる結果にせよ中銀の対応は、「需要と供給、およびポンド相場に対するEU離脱の影響のバランス次第となる」とのMPCの認識を明らかにした。

  MPCは9対0で政策金利を0.75%に据え置くことを決めた。ブルームバーグの調査でエコノミスト63人全員が据え置きを予想していた。中銀は7-9月(第3四半期)の成長率予想を0.2%と、8月時点予測の0.3%から引き下げた。

原題:Bank of England Says Brexit Uncertainty May Weaken Inflation(抜粋)

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