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ソフトバンクG孫社長の保有株式、担保提供が増加-下落リスクも

  • 38%を19金融機関に担保提供、13年6月と比較すれば3倍の水準
  • 株価下落時は追い証を請求され、高くつくことになるだろうと識者

ソフトバンクグループの創業者、孫正義社長は中国のアリババ・グループ・ホールディングなど新興企業に投資することで、1兆5000億円を超える個人資産を築いた。同社が投資する米ウィーワークが新規株式公開(IPO)を延期する中、孫社長が担保提供するソフトバンクG株式の割合が増加している。

  関東財務局に6月に提出された変更報告書によれば、孫社長の保有株式は、38%がみずほ銀行や大和証券など19金融機関に担保提供されている。今年初めの36%から微増となり、2013年6月と比較すれば3倍の水準だ。

孫氏と関連会社は保有株の約4割を担保提供している

出所:変更報告書

直近データは2019年6月

  米フェアフィールド大学のマイケル・プレオ助教(ファイナンス)は、持ち株を担保とすることで孫社長は「会社への影響力を低下させずに多額の資金調達をすることができる」と指摘する。一方、「暴落リスクも高まっている」とした上で、「株価が下落した場合は、追い証を請求され、高くつくことになるだろう」とも話した。

SoftBank Group CEO Son Masayoshi Presents Earnings Figures

孫社長

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  孫社長は、10兆円規模のビジョンファンドにも投資しており、ファンドの投資が成功すれば多大な利益を得る半面、失敗すれば多大な損失を被る。ソフトバンクGが筆頭株主である配車サービスのウーバー・テクノロジーズの株価下落やウィーワークの上場を巡る混乱は、ファンドの収益を押し下げる見通し。ソフトバンクG株は8月中旬以降、5000円を下回る水準で推移している。

 

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