コンテンツにスキップする

パウエル議長、超過準備の付利を調整-FF金利実効レートの制御狙い

  • 超過準備の付利を0.3ポイント引き下げ1.8%に
  • 翌日物リバースレポ金利も1.70%に引き下げた

米金融当局は18日、主要政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利を引き下げるとともに、FF金利の実効レートを制御するのに用いる手段も調整した。

  連邦公開市場委員会(FOMC)はFF金利の誘導目標レンジを0.25ポイント引き下げ、1.75-2%とする決定を下した。これに伴い、超過準備の付利(IOER)を0.3ポイント引き下げ、1.8%とする。19日に発効する。翌日物リバースレポ金利も0.3ポイント下げ1.70%となる。

Fed Chairman Jerome Powell Holds News Conference Following FOMC Rate Decision

記者会見したパウエル議長(9月18日)

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  レポ市場が3日連続で大幅な変動に見舞われたことを受け、当局者は政策のシフトに踏み切った。翌日物レポ金利の急上昇により、FF金利の実効レートが変更前の誘導目標レンジの上限を上回ったため、ニューヨーク連銀は短期金利の急伸に歯止めを掛けようと、約10年ぶりとなる翌日物レポ取引の実施を余儀なくされている。

  連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は18日のFOMC後の記者会見で、これらのオペは資金調達圧力の緩和に有効だったとした上で、実効FF金利が目標レンジ内に戻ると見込んでいると語った。また、当局は必要に応じてオペを行う計画で、「準備金を十分に供給」していく方針であることから、頻繁にオペを実施する必要はないだろうとも述べた。

  今回の当局の調整が実効FF金利への圧力を抑制するのに有効かどうかは、今後の展開を見なければ分からない。

グッゲンハイム・パートナーズの共同創業者スコット・ミナード氏が18日の米利下げ決定について説明

Scott Minerd

原題:Powell Seeks to Regain Control Over Fed Funds With IOER Tweak(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE