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東電元会長ら旧経営陣3人に無罪、原発事故巡り地裁判決-報道

更新日時

東京電力福島第一原子力発電所の事故を巡り、業務上過失致死傷罪で強制起訴された元会長の勝俣恒久被告ら旧経営陣3人の裁判で、東京地裁が19日に無罪を言い渡したとNHKが報じた。

  強制起訴されていたのは勝俣被告のほか元副社長の武藤栄被告、元副社長の武黒一郎被告の3人。

  原発事故に対する旧経営陣の刑事責任を巡っては、東京地検が3人を不起訴としたものの、検察審査会がこの決定を覆し、検察役を担う指定弁護士が2016年2月に強制起訴に踏み切った。津波の襲来による事故発生の可能性を予想できたのにも関わらず原発の運転を継続して事故を招き、長時間の避難で近隣病院の入院患者を死亡させるなどした罪に問われていた。

  裁判では、巨大津波を予測して事故を防ぐための対策を採ることはできたかが争点となっていた。被告3人は事故は防げなかったと無罪を主張していた。

  東京電力ホールディングは19日午後、「刑事訴訟に関する事項については、当社としてコメントは差し控える」との声明文を発表。原発の安全性強化対策に「不退転の決意で取り組む」との見解を示した。

(東電HDのコメントを加えて記事をアップデートします)
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