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FOMC:第4四半期利下げの可能性、依然高い-市場関係者の見方

米連邦公開市場委員会(FOMC)は17、18両日開いた定例会合を終え、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを1.75-2%に設定、従来から0.25ポイント引き下げた。利下げはこれで2会合連続。

  これについての市場関係者のコメントは以下の通り。

◎FOMCの「タカ派的な利下げ」、ドルにプラス-Cアグリコル

  クレディ・アグリコルのG10通貨戦略責任者バレンティン・マリノフ氏は、「FOMCではここから一段と緩和する必要性に関して意見が分かれており、政策決定はタカ派的な利下げのあらゆる特徴を備えている」と、電子メールで指摘した。

  • 「会合にかけてハト派的な期待が高まっていた」ことを踏まえれば、「これはドルにプラス」
  • 「リスクとの相関が高い通貨は、ユーロや円、金などよりも脆弱(ぜいじゃく)になる」

◎ドル高は緩和終了の可能性を「やんわり示唆した」のが理由-シティ

  FOMCの最新ドット・プロット(金利予測分布図)で2019年の追加利下げが示されなかったことが、ドル相場を押し上げており、ハト派寄りの政策当局者がどう動くか市場は再評価している。シティグループの北米G10通貨戦略責任者、カルビン・シー氏がこう分析した。

  • 「20年の中央値は据え置きを、21年と22年は利上げをそれぞれ示唆しており、当局は今回で緩和策が終わりになる可能性をやんわり示唆した」とシー氏はリポートで指摘。「われわれはドルに強気姿勢を維持している」と付け加えた。

◎パウエル議長はこの日の最も重要な質問をかわした-ブラックロック

  パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は「追加利下げを行うかどうかについて何らかのヒントが欲しいというわれわれ全員の最重要な質問」をかわしたと、ブラックロックのシニアポートフォリオマネジャー、ジェフリー・ローゼンバーグ氏が指摘した。

  • ローゼンバーグ氏は18日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、パウエル議長は「ある意味、かわした」とした上で、記者会見でのパフォーマンスは「OK」だったと評した
  • ほかにパウエル議長に問い掛けたい質問は、「あなたのポリシーを支配しているものは何か。データ重視なのか。市場の金融状況の引き締まり回避なのか」などだ
  • 「上記全ての少しずつ」のように見受けられるが、「それは何もないことを意味する」。

◎パウエル議長、資金調達市場支援策への期待を打ち砕いた-TD

  パウエルFRB議長の記者会見からは、特に最近の資金調達市場の緊張に関する見解については、市場を特になだめるようなメッセージは聞こえてこなかった。「期待外れ」であり、「議長は構造的な問題に全く取り組んでいない」とTDセキュリティーズのプリヤ・ミスラ氏は指摘した。

  • 「議長は準備預金の不足を認めておらず、実際、当局が十分な準備を備えた体制で運営していると述べた」
  • 「レポ市場のボラティリティーは高いままとなり、四半期末と年末に再び上昇すると予想される」
  • 緩和期待の後退に加え、資金調達市場のボラティリティーの影響で利回り曲線フラット化につながる可能性
    • 「また、当局が渋々利下げしているなら、なぜフロントエンドを買うのだろうか。長めの方が比較的安全だ」。

◎FOMCは第4四半期に利下げする可能性「依然として高い」-ムーディーズ

  追加利下げがあるかどうかは、英国の欧州連合(EU)離脱や米中貿易協議の結果に左右されるとムーディーズが指摘した。

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