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ギリシャが銀行支援策、政府保証で不良債権処理の後押し検討-関係者

  • 前提となる欧州委員会の承認、今後数週間で得られる見通し
  • ギリシャの市中銀行、不良債権は9兆円近くに上る

ギリシャ政府は銀行の不良債権処理を後押しするため、最大90億ユーロ(約1兆760億円)の政府保証を提供する計画だ。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。ギリシャの銀行が抱える膨大な不良債権はバランスシートを圧迫している。

  イタリアで成功したプログラムに似たこの銀行支援策は、欧州委員会の承認が条件になる。欧州委はイタリアに対して違法な国家支援には当たらないとの判断を下しており、ギリシャの政策について今後数週間で判断を下す見通しだという。非公開の議論だとして匿名を希望した関係者らが述べた。

  ギリシャは欧州連合(EU)内で最も重い債務を抱える。銀行の不良債権は約750億ユーロに上り、それが引当金費用を膨らませ、新規融資の能力を抑えている。政府保証を付与する案が最初に浮上した約1年前に政府が試算したところによれば、銀行の不良債権を少なくとも200億ユーロ減らすことができる。

  ギリシャのプログラムについて関係者は、銀行の不良債権ポートフォリオの証券化を後押しするための政府保証を想定していると話す。不良債権は特別目的事業体(SPV)に移管され、SPVが優先債やメザニン債、劣後債を発行。優先債には政府保証が付与され、銀行のバランスシートに残るという。

  欧州委員会はコメントの要請に今のところ応じていない。ギリシャ政府はコメントを控えた。

Work to Do

Greek banks still have to try hard to reduce their bulk of bad loans

Source: Alpha Bank, National Bank of Greece, Eurobank, Piraeus Bank

原題:Greece to Offer $10 Billion to Help Battered Banks Cut Bad Debt(抜粋)

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