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世界銀行のマルパス総裁:世界経済成長は従来予想より大幅に減速へ

  • 世銀総裁は中国とアルゼンチン、インド、メキシコの景気減速に言及
  • 2019年世界成長率は世銀の従来予想2.6%に届かない可能性

世界銀行のマルパス総裁は17日、世界経済が従来予想より大きく減速しそうだと述べ、マイナス利回り債券の積み上がりが将来の成長鈍化を示唆していると指摘した。

  マルパス総裁はワシントンでの講演で「世界的な成長鈍化は広範囲に及ぶ」との認識を示し、2019年世界成長率が世銀の6月予測の実質2.6%に届かない可能性が最近の動向で示唆されていると発言。名目成長率は3%弱に減速する方向にあるようで、17年と18年の約6%から「大幅な低下」となると述べた。

IMF World Economic Outlook Press Briefing

マルパス世銀総裁

写真家:アンドリュー・ハラー/ブルームバーグ

  同総裁は利回りがゼロないしマイナスの債券が15兆ドル(約1622兆円)程度に上っており、投資家が「非常に低いかマイナスのリターンが何年、あるいは何十年も続くという市場の前提」を受け入れていることを示していると述べ、「こうした資本の凍結状態は将来的な成長鈍化を意味する」との見方を示した。

  ピーターソン国際経済研究所での講演は、マルパス世銀総裁にとって4月の就任以降で初の主要な演説。同総裁は世界的景気鈍化は中国の減速で明らかだと述べ、アルゼンチンとインド、メキシコの「相当な下降」や、途上国全般の「期待外れの状況」にも言及した。

原題:World Bank Chief Malpass Sees Steeper Global Growth Slowdown(抜粋)

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