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スペイン、11月再選挙の公算大-サンチェス首相は支持結集できず

  • フェリペ6世、十分な支持を得られた候補はいないと結論
  • 政治不安定化が加速、再選挙なら4年間で4回目

スペインは4年間で4回目の総選挙を実施する公算が大きくなった。暫定政権のサンチェス首相は首相指名に必要な支持を得られなかった。

  スペイン王室のウェブサイトに掲載された発表資料によれば、国王のフェリペ6世は新政権樹立に十分な支持を得られた候補はいないとの結論に達し、議会議長に対し候補の提案を行わないよう指示した。サンチェス首相はテレビ放送された演説で、これは11月10日の総選挙実施に向かうことを意味すると説明した。

  サンチェス首相は、「スペイン国民は2回にわたり、この国は進歩的であり、前進したいと表明してきた」とした上で、「私は国民に一段と明確にそう表明するようお願いする」と語った。

  スペインは4年前に中道右派の国民党(PP)が過半数議席を失って以来、政治の不安定化が加速している。カタルーニャ自治州の独立問題や金融危機が政治地図を分断する中、サンチェス首相率いる社会労働党(PSOE)は4月の総選挙で2位のPPの倍近い議席を獲得したものの、同首相は過半数議席を結集することはできなかった。

Spain’s Divided Parliament

  サンチェス首相(47)は今年7月、急進左派政党ポデモスとの連立協議失敗により、同氏の首相指名投票が否決されていた。

  11月の総選挙はPSOEにとって現在の123から議席を上積みするチャンスとなる。同党は絶対多数の176に到達しなかったとしても議席が増えればサンチェス首相は連立交渉を一段と有利に進めることができる。直近の世論調査ではPSOEの支持は高まっている。

原題:Spain Heads for New Election as Sanchez Fails to Win Support (2)(抜粋)

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