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日米の暫定貿易合意に米産コメ輸入枠拡大は盛り込まれず-関係者

更新日時
  • 米コメ農家は日米交渉第2ラウンドでの問題対応を期待
  • TPPなど日本が米国以外と結んだ貿易協定、米コメ農家を圧迫

日本と米国が合意した関税を巡る暫定的な貿易協定の下では、米国のコメ農家が対日輸出を増やすことはなさそうだ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  詳細の全てはまだ最終決定されていないものの、日本が米国産コメ輸入枠を拡大する内容は盛り込まれなかったと関係者は話した。関係者の1人によれば、米国のコメ農家はこの問題が日米交渉の第2ラウンドで取り上げられることを期待している。

U.S. Secretary Of Agriculture Sonny Perdue Speaks At Farm Progress Show

パーデュー米農務長官

Photographer: Daniel Acker/Bloomberg

  しかし、日本では協定が国会で承認される必要があり、米国側では2020年大統領選を控え時間切れが迫っていることから、両首脳が協議を継続するかどうか、そして継続するとしたらいつになるかは不透明な状況だ。

  日本を主要輸出相手国とする米国のコメ農家は、米国が離脱した環太平洋連携協定(TPP)を含め、日本が米国以外と結んだ貿易協定によって圧力を受けている。先週のメディア報道によれば、パーデュー米農務長官は、コメは「日本にとって一種の文化的な問題」だとして、ホワイトハウスがコメに関して譲歩する可能性を示唆した。

  ピナクル・ライス・コープ(カリフォルニア州チコ)でコメ取引に携わるマネジャー、スチュアート・ヘトガー氏は「日米の二国間協定が結ばれるのは喜ばしいが、米国産コメが含まれないことには失望した」と述べた。

  米通商代表部(USTR)の報道官はコメント要請に応えなかった。

  米国のコメ業界団体USAライス連合会は、日本のTPP批准以降、オーストラリアのコメ農家との競争が激化していると指摘した。

原題:Japan Excludes U.S. Rice in Initial Trade Agreement on Tariffs(抜粋)

(脇見出しと最終段落を追加して更新します.)
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