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ジョンソン氏の英議会閉鎖は「違法」か、最高裁判断へ-17日から審理

  • EU離脱の入念な審議を妨害する狙いがあったと民事控訴院は認定
  • 英国側はいかなる提案もまだ示していないと欧州委のチーム

ジョンソン英首相が「女王演説」(施政方針演説)が行われる10月14日まで議会を閉会にした決定が違法かどうかを巡り、ロンドンの英最高裁で17日から3日間にわたり審理が行われる。

  ジョンソン首相は16日夜に放送されたBBCとのインタビューで、「われわれが何とかして欧州連合(EU)離脱に関する議会の詳細な審議を阻んだと人々は考えているようだが、全くナンセンスだ。10月17日から開かれるEU首脳会議の前と後の両方で合意をまとめることができると私は期待しており、その合意を議会は念入りに審議できるだろう」と語った。

  スコットランドの民事控訴院は11日、首相による議会閉会の決定を「違法」と認定。フィリップ・ブロディ判事は「一般に妥当と認められる公権力の行動規範に明確に違反する重大な事案に当たる」との判断を示した。

  英政府の代理人らは最高裁の審理を通じて、議会閉会を決めた裏にはEU離脱を巡る入念な審議を妨害する狙いがあったとする民事控訴院の判決に異議を申し立てる。

  ジョンソン首相の決定が職権の乱用に当たるという主張がイングランドの裁判所で認められなかったグループも上訴しており、最高裁の11人の判事の判断を仰ぐことになる。審理は19日まで予定され、判決は来週以降となる見通しだ。

  一方、ジョンソン氏は16日にルクセンブルクで、EUの行政執行機関である欧州委員会のユンケル委員長と昼食を取りながら会談した。EUの当局者の1人は、雰囲気は友好的だったが打開に至るには程遠いと説明。ユンケル氏のチームは会談後、英国側はいかなる提案もまだ示しておらず、英領北アイルランドとアイルランドとの間で自由なモノの往来を可能にする「法的に運用可能な解決策を提示する責任」が英政府にあると述べた。

U.K. Prime Minister Boris Johnson Holds Brexit Talks

ジョンソン英首相とユンケル欧州委員長(9月16日、ルクセンブルクで)

原題:Johnson’s Brexit Plan Goes to Court After EU Talks End in Chaos
Johnson’s Foray Into Brexit Talks Ends in Retreat From Protests
(抜粋)

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