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債券は上昇、20年入札結果順調で買い優勢-長期金利が大幅低下

更新日時

債券相場は上昇。この日に実施された20年利付国債入札が順調な結果となったことを受けて買いが優勢となった。長期金利は一時1カ月半ぶりの水準まで上昇していたが、その後大幅に低下した。

  • 新発10年債利回りは前日比3.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.19%。一時はマイナス0.15%と8月1日以来の水準まで上昇
  • 新発20年債利回りは2bp低い0.19%、午前は0.22%と8月1日以来の高水準
  • 長期国債先物12月物は入札結果を好感して午後に上げ幅を拡大し、154円32銭まで上昇。結局は前日比36銭高の154円31銭と、この日の高値圏で引けた

市場関係者の見方

野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

  • 20年債入札結果は良かった。長期債中心に昨日調整したこと、海外投資家にとりヘッジ付きなら海外債より20年債の方が目先妙味があること、保有国債の大量償還を迎える機関投資家が仕方なく買わざるを得ない面があることが背景
  • 米連邦公開市場委員会(FOMC)は0.25%利下げを予想、日銀はマイナス金利の深掘りはないとみる
  • 海外投資家にとって為替スワップが国債投資の源泉だが、日銀が利下げすれば日米金利差が広がって国債需要が強まり、日銀が望むスティープ(傾斜)化にはかえって逆風になる

パインブリッジ債券運用部の松川忠部長

  • 30年債はカーブがスティープ化する局面で買いが目立っていたため需給逼迫(ひっぱく)感があり、20年債より30年債に強さを感じる
  • 20年入札は最低落札価格が市場予想を上回り、おおむね強い結果。中期ゾーンの強含みで買われやすかった面も
  • ただ応札倍率が低下しており、入札後は売り買いが交錯する展開
長期国債先物12月物の日中取引の推移

20年債入札

  • 最低落札価格は101円70銭、ブルームバーグがまとめた市場予想の中央値を上回る
  • 投資家需要を反映する応札倍率は3.48倍と昨年12月以来の低水準、テール(最低と平均落札価格の差)は9銭と昨年4月以来の大きさに拡大
  • 備考:20年利付国債の過去の入札結果一覧

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.270%-0.290%-0.185%0.195%0.330%0.360%
前日比-2.0bp-3.0bp-3.0bp-1.5bp-2.0bp-2.0bp

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