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【米国株・国債・商品】株下落、サウジへの攻撃で安全資産に逃避

更新日時

16日の米株式相場は下落。サウジアラビアの石油施設が攻撃されたことで地政学的リスクが高まり、安全資産を求める動きが広がった。

  • 米国株は下落、サウジ石油施設への攻撃で安全資産求める動き
  • 米国債は上昇、10年債利回り1.85%
  • NY原油は急伸、ブレントは08年以来の大幅高-サウジ施設に攻撃
  • NY金は反発、サウジ施設への攻撃で安全資産としての需要高まる

  S&P500種株価指数はほぼ2週間ぶりの大幅下落。自動車メーカーの下げが目立った。指数は午後の取引でこの日の安値を離れた。米国債利回りは3週間で最大の低下。外国為替市場ではカナダ・ドルなど資源国通貨が値上がりした。

  S&P500種株価指数は前週末比0.3%安の2997.96。ダウ工業株30種平均は142.70ドル(0.5%)下落し27076.82ドル。ナスダック総合指数は0.3%下げた。米国債市場では、ニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りが5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し1.85%。

  フォート・ピット・キャピタル・グループのポートフォリオスペシャリスト、カーター・ヘンダーソン氏は「需給を巡る要因から石油・ガス株が上げたが、他の分野に関しては今後の消費者への影響を巡る不透明感から値下がりした」と分析。「世界全体でさまざまなことが起きており、われわれは注意を払う必要がある」と述べた。

  原油相場は急伸。北海ブレント原油先物は2008年以降で最大の上げで引けた。サウジアラビアの石油施設が攻撃され、世界で最も重要な産油地域で情勢が悪化することへの懸念が強まった。ロンドン市場のブレント原油先物は取引開始直後には約12ドル上昇と、過去最大の上げを記録した。ロンドンICEの北海ブレント11月限は15%高の1バレル=69.02ドルで終了。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物10月限は8.05ドル(15%)上昇し1バレル=62.90ドル。これは5月21日以来の高値。

Crude futures surge following strike on a Saudi Aramco oil facility

  ニューヨーク金先物相場は反発。サウジ石油施設の攻撃に対する報復で、米国が中東で軍事行動に出るとの見方が強まり、安全資産とされる金を買う動きが広がった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は12ドル(0.8%)高の1オンス=1511.50ドル。

原題:Stocks Slide, Bonds Advance With Oil After Attack: Markets Wrap(抜粋)

Oil Jumps Most in Decade After Attack Cripples Saudi Production

Gold Rallies on Concern Saudi Attack May Presage Wider Conflict

(第4段落に市場関係者のコメントを追加し、更新します)
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