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9月16日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル上昇、サウジ石油施設への攻撃で逃避需要

  16日のニューヨーク外国為替市場ではドルが買われ、ドル指数は3週間ぶりの大幅高となった。サウジアラムコの石油施設に対する無人機攻撃への報復として、米国がイランを攻撃するとの観測が広がった。

  • ニューヨーク時間午後4時33分現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.3%高と、8月26日以来の大幅上昇。サウジ石油施設への攻撃は産油国通貨も押し上げ、主要10通貨の中ではカナダ・ドルやノルウェー・クローネなどの上げが目立った
  • 北海ブレント原油先物は一時、1バレル=71ドルを上回る水準に急伸。19%高と、過去最大の値上がりを記録
    • トランプ大統領は米国の戦略的備蓄からの石油放出を許可した
  • 市場関係者は今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合にも注目している。市場では追加利下げが広く予想されている。投資家の間からは、原油価格の急伸はインフレ期待を引き上げる材料というより、経済成長を脅かす材料との声が聞かれる
  • ドルは円に対しては0.1%未満上昇し、1ドル=108円13銭。一時0.6%安まで下げた後に上昇に転じた
    • 日本銀行は短期金利のマイナスを一層深掘りする考え方に一段とオープンになっていると、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた
  • ユーロはドルに対しては0.6%安の1ユーロ=1.1003ドル。一時は1.10ドルを割り込み、1.0994ドルを付けた

欧州時間の取引

  逃避通貨や産油国通貨が上昇。サウジ石油施設への無人機攻撃で原油相場が急上昇したことを受け、ノルウェーやカナダの通貨が買われた。

原題:Dollar Rises on Haven Demand Amid Saudi Attack: Inside G-10(抜粋)Petrocurrencies, Havens Advance After Saudi Attack: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株下落、サウジへの攻撃で安全資産に資金逃避

  16日の米株式相場は下落。サウジアラビアの石油施設が攻撃されたことで地政学的リスクが高まり、安全資産を求める動きが広がった。

  • 米国株は下落、サウジ石油施設への攻撃で安全資産求める動き
  • 米国債は上昇、10年債利回り1.85%
  • NY原油は急伸、ブレントは08年以来の大幅高-サウジ施設に攻撃
  • NY金は反発、サウジ施設への攻撃で安全資産としての需要高まる

  S&P500種株価指数はほぼ2週間ぶりの大幅下落。自動車メーカーの下げが目立った。指数は午後の取引でこの日の安値を離れた。米国債利回りは3週間で最大の低下。外国為替市場ではカナダ・ドルなど資源国通貨が値上がりした。

  S&P500種株価指数は前週末比0.3%安の2997.96。ダウ工業株30種平均は142.70ドル(0.5%)下落し27076.82ドル。ナスダック総合指数は0.3%下げた。米国債市場では、ニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りが5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し1.85%。

  フォート・ピット・キャピタル・グループのポートフォリオスペシャリスト、カーター・ヘンダーソン氏は「需給を巡る要因から石油・ガス株が上げたが、他の分野に関しては今後の消費者への影響を巡る不透明感から値下がりした」と分析。「世界全体でさまざまなことが起きており、われわれは注意を払う必要がある」と述べた。

  原油相場は急伸。北海ブレント原油先物は2008年以降で最大の上げで引けた。サウジアラビアの石油施設が攻撃され、世界で最も重要な産油地域で情勢が悪化することへの懸念が強まった。ロンドン市場のブレント原油先物は取引開始直後には約12ドル上昇と、過去最大の上げを記録した。ロンドンICEの北海ブレント11月限は15%高の1バレル=69.02ドルで終了。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物10月限は8.05ドル(15%)上昇し1バレル=62.90ドル。これは5月21日以来の高値。

  ニューヨーク金先物相場は反発。サウジ石油施設の攻撃に対する報復で、米国が中東で軍事行動に出るとの見方が強まり、安全資産とされる金を買う動きが広がった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は12ドル(0.8%)高の1オンス=1511.50ドル。

原題:Stocks Slide, Bonds Advance With Oil After Attack: Markets Wrap(抜粋)

Oil Jumps Most in Decade After Attack Cripples Saudi Production

Gold Rallies on Concern Saudi Attack May Presage Wider Conflict

◎欧州債:周辺国債が上げ主導、英国債は合意なき離脱観測で上昇


  16日の欧州債市場ではポルトガル債を中心に周辺国債が上昇。パフォーマンスはユーロ圏の他の国債を上回った。S&Pが13日にポルトガルの格付け見通しを引き上げたことが手掛かりとなった。英国債は上昇。EU側との協議後のジョンソン英首相発言に反応し、合意なき離脱観測が強まった。

  • イタリア債は上昇。ポルトガル、スペイン債に連れた
  • ドイツ債は上昇。中核債、準中核国債のイールドカーブはブルフラット化。サウジアラビアの石油施設が無人機(ドローン)攻撃を受け、原油価格が急騰したことから、逃避需要から買いが入った
  • 英国債はブルフラット化。ジョンソン首相は欧州委員会のユンケル委員長との協議で離脱期限の延長を要請しない意向を表明し、ルクセンブルクのベッテル首相との会談では2度目の国民投票を行うつもりはないと述べた
  • ドイツ10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げてマイナス0.48%、フランス10年債利回りは4bp下げてマイナス0.21%。イタリア10年債利回りは4bp下げて0.84%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Peripheral Debt Leads EGB Gains; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

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