コンテンツにスキップする

MUFG、欧州CLO市場に一段と深入り-主幹事として今月デビュー

  • 欧州CLOの積極的な買い手としてこれまで知られてきた
  • 世界的に証券化商品事業を拡大する戦略の一環と広報担当者

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が今月、欧州のローン担保証券(CLO)市場で主幹事としての役割を初めて務める。

  日本の銀行最大手の同行は既に欧州CLO市場で積極的な買い手として知られるが、MUFGセキュリティーズが蘭NIBCバンクの欧州CLOを引き受けるアレンジャーとしてデビューすることで、同市場での存在感を高める。同行の広報担当者は世界的に証券化商品事業を拡大する戦略の一環だと説明した。

  MUFGは米国のCLO市場でアレンジを既に手掛けているため、そこで築いた関係を活用できるほか、アジアの投資家から資金を呼び込める可能性もある。ブルームバーグがまとめた米CLO主幹事番付によると、今年これまでは14位。それでも欧州市場に食い込むのは大変かもしれない。

  金融危機以降、欧州でCLOをアレンジする銀行の数は12前後にとどまっている。ブルームバーグがまとめたデータは発行者ベースが拡大、2019年の新規供給が200億ユーロ(約2兆3900億円)を超えた状況を示しているにもかかわらずだ。欧州にこれ以上の主幹事は不要とする向きもあるかもしれない。

CLO Dozen

Citi leads 12 strong group of CLO arrangers in Europe

Bloomberg

  

  日本のメガバンクではみずほフィナンシャルグループも、欧州でCLO業務を拡充したい意向を示しており、今年に入り、ステファン・ステファノフ氏をCLO担当ディレクターとして採用した。同行の広報担当者は、CLO事業計画についてのコメントを控えた。

原題:Japan’s Biggest Bank Pushes Deeper Into Europe’s CLO Market (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE