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中国経済、8月さらに減速-工業生産の伸びが市場予想下回る

  • 8月の工業生産は前年同月比4.4%増-予想5.2%増
  • 8月の小売売上高と1-8月の固定資産投資も伸び鈍化

中国の経済は8月にさらに減速し、現行の景気刺激策では対米貿易戦争による悪影響から自国経済を守るのに十分でない可能性があることが示唆された。

  8月の工業生産は前年同月比4.4%増と、予想中央値の5.2%増を下回った。小売売上高は同7.5%増加。市場予想は7.9%増だった。1-8月の都市部固定資産投資は前年同期比5.5%増に伸びが鈍化。予想は5.7%増だった。

Industrial output and retail sales all worsen

  工業生産は単月としては2002年以降で最も低い伸びを記録した。中国は春節(旧正月)のために一部統計を2カ月分合算するが、これを含めても、今回を下回ったのは09年1-2月のみ。

  今回のデータは、景気減速に歯止めをかけるための政策当局の取り組みが後手に回っていることを示唆している。中国は国内の構造的な下方圧力と対米輸出で関税引き上げの可能性に直面している。
 
  ナットウェスト・マーケッツの中国担当エコノミスト、劉培乾氏(シンガポール在勤)は「景気減速のペースは予想よりも急速だった」と指摘し、貿易戦争が中国の製造業に及ぼす影響が比較的大きかったと述べた。

原題:China’s Economy Slows as Industrial Output Weaker Than Expected(抜粋)

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