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債券は下落、あすの20年入札を控え売り優勢-地政学的リスクが下支え

更新日時

債券相場は下落。20年利付国債入札を翌日に控え、午後に入って売りが優勢となった。一方、中東情勢を巡る地政学的リスクの高まりが世界的な景気の先行き懸念につながり、相場の下支え要因になったとの指摘も聞かれた。

  • 新発10年債利回りは前週末比0.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.155%と、8月1日以来の水準まで上昇
  • 新発20年債利回りは1bp高い0.21%と8月1日以来の高水準
  • 長期国債先物12月物は取引開始後に153円83銭まで下落した後に切り返し、一時は14銭高まで上昇した。午後は再び軟化し、結局は3銭安の153円95銭で終了

市場関係者の見方

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • フラット(平たん)化の修正が入り、長期金利がマイナス0.3%まで低下するのは考えにくくなった感があり、金利の戻りの居所を探る展開になっている
  • 18日の20年債入札は無難な結果が見込まれるものの、今の環境ではこれまでのように上値を買っていく状況になるかは疑問
  • 一方、中東情勢を巡っては持続的に安全資産としての債券需要につながるかは不透明だが、原油高が景気悪化要因と捉えられやすい面があり、金利がどんどん上がっていくというイメージにもなりにくい
新発20年物国債利回りの推移

日銀オペ

  • 対象は残存期間1年超5年以下
  • 買い入れ額は1-3年が4000億円、3-5年が3600億円と前回から据え置き
  • 応札倍率は1-3年、3-5年とも前回から上昇。売り圧力の強まりを示唆
  • 備考:過去のオペ結果一覧

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.250%-0.260%-0.155%0.210%0.345%0.365%
前週末比横ばい横ばい+0.5bp+1.0bp+0.5bp-0.5bp

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