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ECBの金利階層化、最も恩恵受けるのはドイツ銀行-JPモルガン

  • ドイツ銀、2020年利益予想の10%相当額を節約できる可能性
  • 欧州銀行業界、平均で利益の2.5%相当の利払い費用を節約

欧州中央銀行(ECB)の中銀預金金利に対する階層化導入で、最も恩恵を受けそうなのは断然ドイル銀行だと、キアン・アボホセイン氏らJPモルガン・チェースのアナリストが13日指摘した。

  同氏らの分析によると、ドイツ銀行は金利階層化により中銀に滞留させている資金の一部がマイナス金利の適用を免れることで、年間2億ユーロ(約240億円)程度の利払いを節約できる見込み。これはアナリストが予想する2020年の税引き前利益の10%に相当し、分析対象とした欧州銀行の平均である2.5%に比べ、はるかに大きいという。

Negative Rate Relief

Deutsche Bank stands to benefit from ECB deposit charge exemptions

Source: JPMorgan equity research

  2番目に恩恵が大きそうなのはドイツのコメルツ銀行。同行が節約できる利払い費用は約1億ユーロの見込みで、20年税引き前利益見通しの約6%に相当する。銀行業界全体の節約額は約17億ユーロに上ると、JPモルガンのアナリストは試算した。

  ドイツの2行の恩恵が大きいのは、階層化の適用を受ける中銀預金が比較的高水準であることが理由。また、両行は収益力が他の銀行に比べて弱く、少額の節約でも利益を大きく改善させることができる。

原題:Deutsche Bank Gets Biggest Boost From Tiering, JPMorgan Says (1)(抜粋)

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