コンテンツにスキップする

MIT、有罪となったエプスタイン元被告からの寄付を認識-理事長

  • 元被告による13-17年のメディアラボ寄付を複数の幹部が承知
  • 伊藤穣一氏は7日、メディアラボ所長を辞任している

マサチューセッツ工科大学(MIT)のラファエル・ライフ理事長は12日、未成年者の性的搾取を目的とする人身取引の罪で起訴され拘留中に死亡した資産家ジェフリー・エプスタイン元被告が4年前に有罪となった後に同校に寄付をしていたことを理事長自身を含めMIT幹部が知っていたと認めた。

  ライフ氏によれば、2012年の理事長就任から数週間後、セス・ロイド教授に寄付をした元被告への感謝状に自身が署名していたことが外部の法律事務所などの調査で判明。元被告が13-17年にMITメディアラボに対して行った寄付を複数の同校幹部が認識しており、元被告にそうした事実を公表しないよう求めていたともライフ氏は説明した。

  エプスタイン元被告は先月10日にニューヨークの勾留施設内で反応のない状態で見つかり、病院でその後死亡が確認された。検察医は自殺と判断している。

Rafael Reif

ラファエル・ライフMIT理事長

 

  ライフ氏はウェブサイトに掲載された9月12日付の書簡で、エプスタイン元被告について「もっと質問することができたはずだったし、そうすべきだったことを私は承知している」と記した。元被告の「犯罪の重大性や若い犠牲者たちの苦痛を理解するための時間をわれわれは取らなかった」と釈明した。

  メディアラボ所長を7日に辞任した伊藤穣一氏は先月、有罪となったエプスタイン元被告から寄付を求めていたことを明らかにし、元被告とのつながりを巡りMITは混乱に見舞われている。MITは元被告が管理していた複数の財団からの寄付80万ドル(約8640万円)について調査すると計画だと発表していた。

  ライフ氏は伊藤氏について、エプスタイン元被告が犯罪的な行為をやめたと信じていたと指摘した。

   ハーバード大学のローレンス・バコウ学長はウェブサイトに9月12日掲載した書簡で、進行中の調査でエプスタイン元被告が1998-2007年に同校に約900万ドルを寄付していたことが分かったと発表。03年の進化動態プログラムに対する650万ドルが最大だったとしている。ただ元被告による08年の有罪答弁以降の寄付は見つからず、元被告が有罪となってからはハーバード側が寄付を断ったという。

  大学側の担当者にコメントを要請したが、すぐに返答はなかった。

原題:MIT President Reif Says He Acknowledged Gifts From Epstein (2)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE