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ECBの緩和パッケージは間違いかもしれない-オーストリア中銀総裁

  • ラガルド次期ECB総裁の就任後に変更の可能性も
  • マイナス金利政策を終了させるべき時-インタビューで語る

欧州中央銀行(ECB)政策委員会の最新メンバーであるホルツマン・オーストリア中銀総裁は13日、ECBの最新の金融緩和パッケージは間違いかもしれないと述べ、ラガルド次期ECB総裁の就任後に変更される可能性もあると語った。

  ホルツマン総裁はブルームバーグとのヘルシンキでのインタビューで、「物事が変わるに伴い、今回のフォワードガイダンスと政策も変わるかもしれない。明日、明後日ということではないが、何十年もそのままだとも思わない」と述べた。ラガルド氏は「どちらの方向にせよ自分が縛られていると認めるような弱い人間」ではないと付け加えた。

  ホルツマン氏は今週、初めて政策委員会に参加した。フランクフルトでの12日の議論について同氏は「非常に激しかったが、非常に建設的でもあった」と話した。

Draghi Goes Big

The ECB announced a package of measures after today’s policy meeting

  複数の政策委員会メンバーから前例のないほどの反対があったにもかかわらず、ドラギ総裁は量的緩和(QE)再開を押し通した。ECBは中銀預金金利をさらに深くマイナスとすることや銀行への長期貸し付けでの金利引き下げも決め、さらに追加措置の可能性も残した。

  この緩和措置が間違いだったかとの問いにホルツマン氏は「そういう思いが何人かのメンバーの心をよぎった。私の心をよぎったことは確かだ」と答えた。

  同氏は、ラガルド氏の就任に伴い2%弱というECBの物価安定の定義も変わるかもしれないと指摘。「今は2%に手が届かないかもしれないし、1.5%も物価安定であるかもしれない。従って、そのコストがあまりに大きい場合は2%に押し上げるために持てる力全てを使う必要はない」と述べた。

  また、マイナス金利政策を終了させるべき時だとの考えを示し、「政策委員会の多くのメンバーが、さらに深くマイナス圏に踏み込むのは進むべき道ではないとの考えを持っていた。流動性の問題があった時には正しい道だったが、長く続けてよいものではない」と語った。

原題:ECB’s Newest Policy Maker Says Stimulus Push May Be Mistake (1)(抜粋)

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