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【債券週間展望】長期金利上昇か、世界的な金利反転や20年入札警戒で

9月第3週(17-20日)の債券市場では長期金利が上昇すると予想されている。世界的な金利の大幅低下の流れが反転していることに加えて、週半ばに予定されている20年国債入札に向けた売り圧力が掛かりやすいことが背景にある。

市場参加者の見方

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 日本銀行も含めて主要国中央銀行の金融緩和姿勢に変化はないが、急速な利回り低下の反動で主要国の債券相場は目先調整局面
  • 米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げは織り込み済み、金利低下要因にはならないだろう。日銀会合は海外市場では一部に利下げを決定するといった見方も残っているが、円安、株高が進む中で、積極的に追加緩和に動く可能性は低い
  • 20年債入札はこれまで通り無難に消化されようが、積極的な買い材料は見当たらず、相場の上値は抑えられよう
  • 長期金利の予想レンジはマイナス0.13%~マイナス0.20%

◎SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト

  • 日銀会合は場合によって追加緩和に動くかもしれないとの期待が一部にあったが、そうした期待は後退。目先は金利上昇方向のリスクがあり、18日の20年債入札はかなり心配だ
  • もともと日銀のカードが限られる中、マイナス金利の深掘りは9月ではなく10月の可能性が高い。しばらく時間が空くため、基本的には全ゾーンが売られてしまうことになる
  • ボルトン氏が米大統領補佐官を解任されたことで、米政権が安全保障より経済に軸足を移すイメージあり、リスクオンの動きが加速する可能性も
  • 長期金利の予想レンジはマイナス0.14%~マイナス0.20%
足元では金利反転の動きが鮮明

日銀オペ予定

対象年限直近オペの金額
17日1-3年4000億円
3-5年3600億円
20日5-10年4000億円
10-25年1400億円
25年超400億円

過去の日銀国債買い入れオペの結果一覧

国債入札予定

年限発行予定額前回の表面利率
18日20年債9000億円程度0.3%

主な材料

  • 17日:米FOMC(18日まで)、終了後にパウエルFRB議長会見
  • 18日:財務省、1年物国庫短期証券の入札
  • 18日:日銀金融政策決定会合(19日まで)、終了後に黒田総裁会見
  • 20日:財務省、3カ月物国庫短期証券の入札
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