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アイカーン氏、税率低めのフロリダ州に来春の移転を計画-関係者

  • ヘッジファンド業界資産家にウォール街からフロリダ州移転の動き
  • フロリダ州は個人所得税がない7州の1つ-大きな節税効果に期待

資産家カール・アイカーン氏は、税率が比較的高いニューヨーク州を逃れ住居と事業をフロリダ州に移すことを計画している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  ニューヨーク市クイーンズ地区生まれのアイカーン氏(83)は、数十年にわたりウォール街の象徴的人物。同氏は1990年代にフロリダ州マイアミのビスケーン湾に浮かぶインディアンクリーク島の飛び地に邸宅を購入している。

  来年3月末をもって移転の予定で、同行しない従業員は失職することになると関係者が匿名を条件に語った。アイカーン氏の担当者はコメントを控えた。

  ヘッジファンド業界の資産家の間ではここ数年、税金面の理由からフロリダ州への移転の動きが見られている。デービッド・テッパー 、ポール・チューダー・ジョーンズ、エディ・ランパート各氏が有名だ。

  フロリダ州は個人所得税がない7州のうちの1つで、ニューヨーク州の最高税率は8.82%。法人税率はニューヨークの6.5%に対して、フロリダは5.5%にとどまる。アイカーン氏の移転計画については、米紙ニューヨーク・ポストが先に報じていた。

  ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、アイカーン氏は資産204億ドル(約2兆2100億円)の世界47位の富豪で、この税率の差は劇的な節税を意味し得る。ブルームバーグがまとめたデータによると、同氏のアイカーン・エンタープライゼズの時価総額は136億ドルで、2018年のEBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)は16億ドルだった。

原題:Carl Icahn Is Said to Be Heading to Florida for Lower Tax Rates(抜粋)

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