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日本株4カ月半ぶり高値、米中摩擦緩和や過剰流動性期待-内需主導

更新日時
  • ECBはマイナス金利深掘りを決定、量的緩和も再開
  • 米は中国との暫定的な貿易合意案検討、売買代金約8カ月半ぶり水準
Traders work inside the Tokyo Stock Exchange (TSE), operated by Japan Exchange Group Inc. (JPX), in Tokyo, Japan, on Tuesday, July 24, 2018.

13日の東京株式相場は続伸し、4カ月半ぶりの高値。米中通商摩擦の懸念が引き続き和らぐ中で、欧州中央銀行(ECB)が量的緩和を含むサプライズの金融緩和を決定。景気懸念の後退や過剰流動性相場が期待される中、陸運や医薬品、不動産など内需関連中心に高い。

  • TOPIXの終値は前日比14.77ポイント(0.9%)高の1609.87
  • 日経平均株価は同228円68銭(1.1%)高の2万1988円29銭

〈きょうのポイント〉

Japanese Stocks Drop On US-China Trade War

TOKYO, JAPAN - AUGUST

  大和証券投資情報部の石黒英之シニアストラテジストは「ECBは利下げに量的緩和をパッケージするサプライズの満額回答だった。来週決まる米金融政策への期待も高まり過剰流動性相場が再開、株式などリスク資産にマネーが向かいやすい」と述べた。グローバルな金融緩和と米中が通商問題で合意に向けて努力する話が出ていることを考えると、「景気の先行き不透明感が後退していく可能性がある」と同氏はみる。

  連騰後とあって午前のTOPIXは一時0.1%安と小安くなる場面もあったが、その後は買い直されて7日続伸と2018年12月の連騰記録に並んだ。日経平均は5月7日以来の2万2000円台を一時回復し、9日続伸で17年10月(16連騰)の以来の連騰記録。両指数とも4月26日以来の高値を更新した。ちばぎんアセットマネジメントの奥村義弘調査部長は「流れとしては米中対立が和らぐということを好感してる動き」だと指摘した。

  きょうは取引開始時に株価指数先物・オプション9月限の特別清算値(SQ)が算出された。ブルームバーグ試算によると、日経平均先物オプション9月限のSQは2万1981円09銭と前日終値比221円48銭高だった。CLSA証券の釜井毅生エグゼキューション・サービス統括本部長は日経平均の連騰について、「テクニカル指標がキーになる水準を突破したことで買い戻しを誘っている。買い戻しによってこの数日間は取引量も多くなってきている」と話していた。SQも売買代金を押し上げ、東証1部売買代金は3兆3349億円と18年12月21日以来の高水準。

  • 東証33業種では不動産や繊維、陸運、パルプ・紙、電気・ガス、サービス、医薬品などが上昇
  • 証券・商品先物取引のみ下落
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