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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国株上昇、貿易協議巡る楽観やECB緩和で

更新日時
Monitors display stock market information in a window at the Nasdaq MarketSite in the Times Square area of New York, U.S., on Friday, Sept. 6, 2019. U.S. stocks advanced and Treasuries were mixed as Federal Reserve Chairman Jerome Powell’s latest comments did little to alter views on Federal Reserve policy.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

12日の米株式相場は小幅高。米中が貿易協議で暫定合意するとの楽観が広がったことや、欧州中央銀行(ECB)の金融緩和発表が背景にある。

  • 米国株は上昇、貿易協議巡る楽観やECBの金融緩和で
  • 米国債は下落、10年債利回り1.77%
  • NY原油は3日続落、OPECプラスが減産幅の拡大議論せず
  • NY金は続伸、ECBの金融緩和に反応

  S&P500種株価指数は過去最高値まであと0.5%の水準で引けた。トランプ政権の当局者らは中国に限定的な貿易合意案を提示することを協議したとの一部報道を手掛かりに、株価は上昇した。ECBはそれより先、中銀預金金利をさらに深くマイナスとし、債券購入を再開すると発表。中銀預金金利はマイナス0.5%に引き下げ、債券購入は11月1日から月額200億ユーロで実施する。

  S&P500種株価指数は前日比0.3%高の3009.57。ダウ工業株30種平均は45.41ドル(0.2%)上昇し27182.45ドル。ナスダック総合指数は0.3%上昇。米国債市場では、ニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りが4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し1.77%。

  TIAAの世界市場担当プレジデント、クリス・ギャフニー氏は「明るいニュースが完璧な形で重なった」と指摘。「投資家は安堵(あんど)感を抱いており、2カ月前に考えられていたほど状況は悪くないのかもしれないとの見方が広がりつつある」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は3日続落。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」は減産合意の順守を求めた一方、減産幅の拡大については議論しなかった。また国際エネルギー機関(IEA)は、OPECプラスが石油市場の運営で極めて困難な課題に直面するとの見方を示した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物10月限は66セント(1.2%)安の1バレル=55.09ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント11月限は43セント下げて60.38ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続伸。ECBが中銀預金金利をさらに深くマイナスとし、債券購入を再開すると発表したことが手掛かり。ドラギ総裁は見通しへのリスクは下振れ方向だとし、「当分の間このペースで、債券購入を続ける余裕がある」と述べた。低金利環境では、保有しても金利の付かない金に買いが入る。またドラギ総裁の発言を受けて、安全資産としての金の需要も高まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は4.20ドル(0.3%)高の1オンス=1507.40ドル。

原題:Stocks Edge Higher on Trade Optimism, ECB Stimulus: Markets Wrap(抜粋)

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(第4段落にコメントを追加し、更新します)
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