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【欧州債】全面高から反転、年内のECB追加利下げないと市場が判断

12日の欧州債市場では、ドイツ債が急速に上げを失った。欧州中央銀行(ECB)が利下げを発表したが、短期金融市場は年内の再利下げがもはやないと判断した。

  ECBが金利引き下げと明確な期限を設定しない債券買い入れ計画を明らかにした後、ユーロ圏の国債は一時全面高となった。だが、ドラギ総裁が購入限度の上限撤廃は議論しなかったと発言すると反転した。この発言は債券購入を継続できる期間が限定される可能性を示唆しており、ドラギ総裁は経済成長とインフレ回復の主な手段は金融政策でなく財政政策であるべきだとも語った。

Paring Cuts

Money markets trim bets on further ECB rate reductions

Source: Bloomberg

  ドラギ総裁はまた、ユーロ圏のリセッション(景気後退)リスクは低いと述べ、追加緩和への期待に水を差した。短期金融市場ではこの日の政策委員会会合前に次回の0.1ポイント利下げを今年12月と見込んでいたが、発言後には来年4月に先送りされた。

  ドイツ10年債利回りは前日比4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇のマイナス0.52%で引けた。8bp低下まで買い進まれる場面もあった。フランス10年債利回りはほぼ変わらずのマイナス0.26%。イタリア10年債利回りは一時22bp低下して0.75%と過去最低を付けたが、引けまでに14bp低下の0.84%となった。

Bunds erase sharp gains as ECB hands policy baton to fiscal measures

原題:German Bonds Reverse Gain as Markets Push Back Bets on ECB Cuts(抜粋)
Italian Bonds Jump on ECB QE Reboot; End-of-Day Curves, Spreads

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