コンテンツにスキップする
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Getty Images

日本株は4カ月ぶり高値、米中懸念後退と円安-輸出など景気敏感高い

更新日時
  • トランプ米大統領は対中追加関税の引き上げ延期を表明
  • ドル・円は1ドル=108円台を回復、米国株先物も上昇
TOKYO, JAPAN - AUGUST 26: Pedestrians are reflected in an electronic stock board outside a security firm on August 26, 2019 in Tokyo, Japan. Japanese stocks dropped and the yen climbed against the U.S. dollar after U.S. President Donald Trump said Friday he would raise tariffs on $550 billion in Chinese imports. (Photo by Tomohiro Ohsumi/Getty Images)
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Getty Images

12日の東京株式相場は続伸し、TOPIXと日経平均株価は4カ月ぶり高値。米中貿易摩擦への不安が一段と和らぎ為替相場も円安に振れて業績不透明感が後退、電機や機械など輸出関連、化学や非鉄金属などの素材といった海外景気敏感業種が高い。

  • TOPIXの終値は前日比11.44ポイント(0.7%)高の1595.10
  • 日経平均株価は161円85銭(0.7%)高の2万1759円61銭

〈きょうのポイント〉

Tokyo Stock Exchange and Stock Boards As Japan Shares Dip With Banks As Volatility Returns to Markets

東証ロゴ

  
  三井住友信託銀行の瀬良礼子マーケット・ストラテジストは米国による対中関税引き上げ延期について、「根が深い問題のためいきなりこれで解決というわけにはいかないが、何らかの小さな成果は出てくるかもしれない」と述べた。

  日本株の出遅れ修正がきょうも継続し、TOPIXは6日続伸と2018年12月以来、日経平均は8日続伸で同9月以来の連騰記録となった。両指数とも7月高値を上回り、5月7日以来4カ月ぶりの高水準。

  野村証券投資情報部の若生寿一エクイティ・マーケット・ストラテジストは、「米中摩擦の緩和や交渉進展期待から景気に対する悲観論が後退している。企業業績の下振れリスクも止まり、割安な日本株を買わない理由はなくなった」と話していた。株価指数が7月高値を上回って5月の連休明けの水準まで戻ったことは「米国の利下げが継続的なものではなく、結果的に予防的な利下げになることの表れ」と分析する。


  欧州中央銀行(ECB)の政策決定会合を今晩に控え、取引終了にかけて株価指数は伸び悩んだ。若生氏は「マーケットが落ち着いてきたことから、ECBはマイナス金利の深掘りは多少するものの、量的緩和は検討していくという小出しの形にとどまるのではないか」とみていた。

一時は1600ポイント回復
  • 東証33業種では電気・ガスや機械、鉱業、電機、化学、非鉄金属が上昇
  • パルプ・紙や石油・石炭製品は下落
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE