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9月11日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:カナダ・ドル安い、イラン制裁巡る動きで原油が下落

  11日のニューヨーク外国為替市場ではカナダ・ドルが広く売られた。原油に連れる格好で、主要10通貨の大半に対して下げた。トランプ米大統領がイランのロウハニ大統領との会談を実現させようと、イランへの制裁緩和を議論していたことが関係者情報で分かった。

  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%上昇
    • 予想を上回る米生産者物価指数(PPI)のほか、トランプ大統領と経済顧問がキャピタルゲイン課税におけるインフレ調整を巡り協議すると関係者が明らかにした
    • 来週には米連邦公開市場委員会(FOMC)に続いて日本銀行、イングランド銀行、スイス国立銀行の政策が発表される
  • ニューヨーク時間午後4時59分現在、カナダ・ドルは米ドルに対し0.3%安。一時は0.5%安となった
    • この日はWTI原油が3%余り下げる場面があった
  • ドルは対円で0.3%高の1ドル=107円82銭。3日続伸
    • 中国が25%の追加関税対象から除外する米製品のリストを公表し、貿易を巡る緊張が和らいだ
    • 日銀が新たな量的緩和を検討するとの観測が円安要因の一つ
  • ユーロはドルに対して0.3%安の1ユーロ=1.1010ドル
    • ユーロは一時1.10ドルを割り込んだ
    • 欧州中央銀行(ECB)が成長予想を下方修正する可能性があるとの報道などで、ユーロは下げ幅を縮小
  • ポンドはドルに対し0.2%安

欧州時間の取引

  円はドルに対し6週間ぶり安値。中国が貿易戦争の影響抑制に動く兆候を受け、逃避先資産への需要が低下した。ECBによる追加刺激策の発表が待たれる中、ユーロは小幅安。
原題:Loonie, Oil Sag as Trump Debates Iran Sanctions: Inside G-10(抜粋)
Yen Slips on Talk of China Cushioning Trade War: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株が上昇-ナスダック総合は7月以来の高値

  11日の米株式相場は上昇。ナスダック総合指数は7月以来の高値となった。今週に入り始まったモメンタム株からバリュー株へのローテーションの動きが、ここにきて減速した。

  • 米国株は上昇、ナスダック総合は7月以来の高値
  • 米国債は下落、10年債利回り1.74%
  • NY原油は大幅安、トランプ氏が対イラン制裁の緩和を検討
  • NY金は5営業日ぶりに上昇、1オンス=1503.20ドル

  ナスダック総合指数は4営業日ぶりに上昇した。アップルが高い。「iPhone(アイフォーン)」の価格を低めに設定したことが好感された。ダウ工業株30種平均は6営業日続伸。トランプ大統領は米金融当局に対し、政策金利を「ゼロかそれ以下」に引き下げるべきだと要求。一方、中国は昨年導入した25%の追加関税対象から除外する米製品のリストを公表した。

  S&P500種株価指数は前日比0.7%高の3000.93。ダウ工業株30種平均は227.61ドル(0.9%)上げて27137.04ドル。ナスダック総合指数は1.1%上昇し8169.68。米国債市場ではニューヨーク時間午後4時55分現在、10年債利回りが1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し1.74%。

  欧米の金融当局が9月に追加緩和を決定するとの期待から、株式相場は今月に入り回復基調にある。また中国が市場にプラスとなる措置を講じていることもセンチメントの改善に役立っている。

  ニューヨーク原油先物相場は大幅に下落し、1週間ぶり安値となった。トランプ大統領が対イラン制裁の緩和を検討したことが手掛かり。イランは制裁で原油輸出を厳しく制限されている。トータスのポートフォリオマネジャー、ブライアン・ケッセンス氏は、米国とイランの関係が改善すればイラン産原油の供給が増えるとの見方を示した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物10月限は1.65ドル(2.9%)安の1バレル=55.75ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント11月限は1.57ドル(2.5%)下げて60.81ドル。

  ニューヨーク金先物相場は5営業日ぶりに上昇。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.3%高の1オンス=1503.20ドル。
原題:Nasdaq Climbs to Highest Since July; Oil Sinks: Markets Wrap(抜粋)
Oil Plummets as Trump Signals Thaw in Iranian Sanctions Deadlock
SPDR Gold MiniShares Record Holdings Show Split in ETF Investors

◎欧州債:イタリア債中心にユーロ圏国債が高い、ECB会合控え

  11日の欧州債市場でイタリア債が長期債を中心に上昇。ユーロ圏の他の国債を上回るパフォーマンスだった。12日は同国で入札が行われるほか、ECBが政策委員会会合を開く。

  • イタリア債はブルフラット化。10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて0.97%。30年債利回りは9bp下げて2.08%
    • イタリアは3年、7年、30年債の入札を実施する
  • ドイツ債はブルフラット化。10年債利回りは1カ月ぶりの高水準をつけた。中核国債のパフォーマンスは準中核国債を下回った
  • 英国債は下げを埋めた。スコットランドの裁判所が議会休会は違法との判断を示し、訴訟は今後、英最高裁判所に舞台を移す
  • ドイツ10年債利回りは2bp低下してマイナス0.57%、フランス10年債利回りは3bp下げてマイナス0.27%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italy Leads Euro-Area Bond Gains; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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