【NY外為】カナダ・ドル安い、イラン制裁巡る動きで原油が下落
Alyce Andres、Robert Fullem
更新日時
11日のニューヨーク外国為替市場ではカナダ・ドルが広く売られた。原油に連れる格好で、主要10通貨の大半に対して下げた。トランプ米大統領がイランのロウハニ大統領との会談を実現させようと、イランへの制裁緩和を議論していたことが関係者情報で分かった。
- ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%上昇
- 予想を上回る米生産者物価指数(PPI)のほか、トランプ大統領と経済顧問がキャピタルゲイン課税におけるインフレ調整を巡り協議すると関係者が明らかにした
- 来週には米連邦公開市場委員会(FOMC)に続いて日本銀行、イングランド銀行、スイス国立銀行の政策が発表される
- ニューヨーク時間午後4時59分現在、カナダ・ドルは米ドルに対し0.3%安。一時は0.5%安となった
- この日はWTI原油が3%余り下げる場面があった
- ドルは対円で0.3%高の1ドル=107円82銭。3日続伸
- 中国が25%の追加関税対象から除外する米製品のリストを公表し、貿易を巡る緊張が和らいだ
- 日銀が新たな量的緩和を検討するとの観測が円安要因の一つ
- ユーロはドルに対して0.3%安の1ユーロ=1.1010ドル
- ユーロは一時1.10ドルを割り込んだ
- 欧州中央銀行(ECB)が成長予想を下方修正する可能性があるとの報道などで、ユーロは下げ幅を縮小
- ポンドはドルに対し0.2%安
欧州時間の取引
円はドルに対し6週間ぶり安値。中国が貿易戦争の影響抑制に動く兆候を受け、逃避先資産への需要が低下した。ECBによる追加刺激策の発表が待たれる中、ユーロは小幅安。
原題:Loonie, Oil Sag as Trump Debates Iran Sanctions: Inside G-10(抜粋)
Yen Slips on Talk of China Cushioning Trade War: Inside G-10
(相場を更新し、情報を追加します.)
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