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5G未対応の新型iPhone、アップルは中国市場で取り残される恐れも

  • 数年来の大規模な買い換え需要、アップルは取り逃すリスク
  • 来年下期にかけ、アップルが中国での地位を保つのは「極めて困難」

アップルは新型「iPhone(アイフォーン)」で第5世代(5G)通信規格への対応を見送ったことで、中国で数年来の規模と見込まれる買い換え需要を取り逃す可能性がある。

  アップルは中国携帯電話市場で唯一5位内に入る国外メーカーで、華為技術(ファーウェイ)やオッポ(OPPO)、小米といった国内企業との競争で苦戦している。アイフォーンの最新機種「11」が5Gに未対応であることは差し迫った問題にはならないが、アナリストが予測しているように2020年半ばに中国の携帯電話市場が急速に5G需要に対応し始めれば、アップルは打撃を被る恐れがある。

Apple Holds Unveiling Event For Media And Entertainment Services

9月10日に発表された「11 Pro Max」

撮影: David Paul Morris/Bloomberg

  カナリスのアナリスト、チア・モー氏(上海在勤)は、来年下期にかけてアップルが中国での地位を保つのは「極めて困難」だろうと述べ、「5G未対応といったハードウエア面でのデメリットを相殺できるような技術的なイノベーションを、アイフォーン11が提供できるのかどうか、まだ分からない」と続けた。

Lack of Steam

Apple's China sales have stalled for more than a year

Source: Company filings

  中国は5G時代のリーダーを目指して準備を急いでおり、国有の携帯電話事業者は国内のインフラ整備に巨額の資金を投じる意向を表明している。

原題:Without 5G, Apple’s New IPhones Risk Falling Behind in China(抜粋)

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