コンテンツにスキップする

債券は上昇、好需給観測受け中長期債買い-超長期軟調でスティープ化

更新日時

債券相場は上昇。トランプ米大統領による対中追加関税の適用延期などを受けた株高・円安を背景に売りが先行したが、日本銀行がこの日のオペで国債買い入れ額を据え置いたことやオペの結果を受けて買い優勢に転じた。超長期債は軟調推移となり、利回り曲線はスティープ(傾斜)化した。

  • 長期国債先物12月物の終値は前日比10銭高の154円64銭。午前は米中貿易戦争への懸念後退を受けた株高・円安を背景に154円43銭まで下落。午後は買いが優勢になり、一時154円68銭まで上昇
  • 新発10年債利回りは1ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.20%で始まったが、午後はマイナス0.215%まで低下
  • 新発5年債利回りはマイナス0.28%と1カ月ぶり水準に上昇した後、マイナス0.305%に低下
  • 新発20年債利回りは0.165%、新発30年債は0.295%、新発40年債は0.33%までそれぞれ上昇

市場関係者の見方

SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト

  • 手前のゾーンは海外勢の買いなどでしっかり。この堅調さが中長期債に波及して持ち直す展開
  • 欧州中央銀行(ECB)、米連邦準備制度理事会(FRB)とも金融緩和するだろうが、市場との対話も含め、相場の反応は読みにくい
  • 投資家は日米欧の金融当局の会合前にポジションを中立にして様子見姿勢を取らざるを得ないだろう
長期国債先物の日中取引推移

国債買い入れオペ

  • 対象は残存5年超10年以下と10年超25年以下、25年超
  • オファー額はいずれも前回オペと同じ
  • 応札倍率は5年超10年以下が1.89倍、10年超25年以下は3.03倍にそれぞれ低下、25年超は4.31倍に上昇
  • SMBC日興の竹山氏
    • 5年超10年以下は無難な結果だった
    • 25年超の結果は弱め。利回り較差が大きく、平均とあん分の差がゼロとあって、多少安くても日銀に売りたい向きがいたようだ。10年超25年以下はやや弱め
  • 備考:過去の国債買い入れオペの結果一覧

内外市況動向

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.280%-0.305%-0.215%0.160%0.290%0.325%
前日比横ばい-1.0bp-0.5bp+0.5bp+0.5bp+1.0bp
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE