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Photographer: Allison Joyce/Bloomberg

「米株を手放すな」とゴールドマン-富裕層顧客に投資責任者が助言

  • 「米国資産の優位という強いメッセージが存在する」と指摘
  • モサバルラマニ氏のアドバイスは「逆張り」のような印象も
Goldman Sachs Group Inc. headquarters stands in New York, U.S., on Wednesday, Dec. 19, 2018. Equities are the place to be in 2019, according to a senior money manager at Goldman Sachs Asset Management. The company, which says it oversees more than $1 trillion, is betting that global growth will extend into next year, giving support to stock fundamentals.
Photographer: Allison Joyce/Bloomberg

米ゴールドマン・サックス・グループには、富裕層の顧客向けのシンプルだが揺るぎないメッセージがある。米国株を手放すなという助言だ。

  富裕層の個人およびファミリー顧客、寄付基金に対応するゴールドマンのプライベートウェルスマネジメント部門(運用資産約5000億ドル=約53兆8000億円)のシャーミン・ モサバルラマニ最高投資責任者(CIO)は「さまざまな難局を経験する中で、米株投資にとどまり、手を引かないようわれわれは顧客に引き続き助言している。時期尚早だ。他の先進国と新興市場国資産の犠牲の上に立つ米国資産の優位という強いメッセージが存在する」と語った。

  貿易摩擦に関係する成長懸念が広がる中で、トレーダーらが安全な資金逃避先を探し求め、今年に入り6830億ドルという記録的な資金が債券投資に殺到しており、モサバルラマニ氏のアドバイスは「逆張り」のような印象を与える。EPFRグローバルのデータによれば、今年これまでプラス16%というMSCI世界指数のリターンにもかかわらず、世界の株式市場からは3490億ドルの資金が流出した。これは世界的金融危機が深刻化した2008年を40%上回るペースだ。

  モサバルラマニ氏は10日にロンドンで記者団に対し、「地政学的な問題がいかに人々の考えの非常に多くの部分を占め、ポートフォリオを巡る人々の行動に影響を及ぼしているか全く驚きに値する。パフォーマンスが最も悪い資産にどうして資金が投じられているのか、われわれには信じ難い」と述べた。
  

U.S. equity returns over the past decade beat bonds, EM stocks
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原題:Goldman Manager Tells Rich Clients to Put American Stocks First(抜粋)

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