【NY外為】ドルが対円で5週間ぶり高値、リスク警戒和らぐ
Alyce Andres
更新日時
10日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが円に対し5週間ぶりの高値に達した。主要中央銀行の政策発表が待たれる中、貿易を巡るセンチメントが改善し、米国債利回りが上昇した。
- ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%上昇
- 世界的な債券利回り上昇が続く中、ドル指数は狭い幅での推移にとどまった
- 米中の通商協議関連では、中国が合意の確率を高めるために米国製品購入を拡大する考えだと、サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が伝えた
- トランプ大統領はボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)を解任
- ニューヨーク時間午後4時57分現在、ドルは円に対し0.3%高の1ドル=107円54銭と5週間ぶり高値
- 米10年債利回りは一時1.74%と、1カ月ぶり高水準。前日に続く大幅な利回り上昇となる
- ドルは8月2日の高値107円57銭に迫っている
- ユーロはドルに対して0.1%安の1ユーロ=1.1042ドル
- ECBが量的緩和政策の再開先送りを検討する可能性があるとの報道を受け、ユーロは下げ幅を縮小
- ポンドはドルに対し0.1%高の1ポンド=1.2355ドル
欧州時間の取引
ポンドがドルに対し下落に転じた。ロングポジション手じまいによる利益確定や、北欧インフレ指標の弱さが、リスクセンチメントに影響した。ポンドは早い時間、1ポンド=1.2379ドルまで上昇していた。
原題:USD/JPY Rises to 5-Week High As Global Risks Ebb: Inside G-10(抜粋)
Pound Rally Meets Profit-Taking Amid Risk Aversion: Inside G-10
(相場を更新し、情報を追加します.)
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