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9月10日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドルが対円で5週間ぶり高値、リスク警戒和らぐ

  10日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが円に対し5週間ぶりの高値に達した。主要中央銀行の政策発表が待たれる中、貿易を巡るセンチメントが改善し、米国債利回りが上昇した。

  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%上昇
    • 世界的な債券利回り上昇が続く中、ドル指数は狭い幅での推移にとどまった
    • 米中の通商協議関連では、中国が合意の確率を高めるために米国製品購入を拡大する考えだと、サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が伝えた
    • トランプ大統領はボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)を解任
  • ニューヨーク時間午後4時57分現在、ドルは円に対し0.3%高の1ドル=107円54銭と5週間ぶり高値
    • 米10年債利回りは一時1.74%と、1カ月ぶり高水準。前日に続く大幅な利回り上昇となる
    • ドルは8月2日の高値107円57銭に迫っている
  • ユーロはドルに対して0.1%安の1ユーロ=1.1042ドル
    • ECBが量的緩和政策の再開先送りを検討する可能性があるとの報道を受け、ユーロは下げ幅を縮小
  • ポンドはドルに対し0.1%高の1ポンド=1.2355ドル

欧州時間の取引

  ポンドがドルに対し下落に転じた。ロングポジション手じまいによる利益確定や、北欧インフレ指標の弱さが、リスクセンチメントに影響した。ポンドは早い時間、1ポンド=1.2379ドルまで上昇していた。
原題:USD/JPY Rises to 5-Week High As Global Risks Ebb: Inside G-10(抜粋)
Pound Rally Meets Profit-Taking Amid Risk Aversion: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:S&P500種が小幅高-終盤に下げ埋める

  10日の米株式市場では、S&P500種株価指数が小幅高。日中軟調に推移していたが、終盤に下げを埋めた。米国債利回りは5営業日連続で上昇した。

  ダウ工業株30種平均も軟調な展開だったが、中国が米農産品の購入拡大で合意する可能性があるとの一部報道に反応してプラス圏に浮上する場面があった。その後再びマイナス圏となったが、結局上昇して終了した。

  • 米国株はS&P500種が小幅高、終盤にプラスに浮上
  • 米国債は下落、10年債利回り1.73%
  • NY原油先物は反落、対イラン強硬派の解任が弱材料
  • NY金先物は4日続落-1カ月ぶりに1500ドル割れで終了

  ミラー・タバクの株式ストラテジスト、マット・メイリー氏は、市場は現在、金融政策と貿易戦争との間で綱引き状態にあるとの見方を示した。

  この日は、今年最も好調なパフォーマンスを見せた業種を中心に下落。逆にこれまで低調だったエネルギーや小型株は上昇した。

  S&P500種株価指数は0.1%未満上げて2979.39。ダウ工業株30種平均は73.92ドル(0.3%)高の26909.43ドル。ナスダック総合指数は小幅に下げた。

  ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上げて1.73%。最近の国債相場下落について、ソシエテ・ジェネラルのチーフグローバル為替ストラテジスト、キット・ジャックス氏は「8月に見られた利回りの大幅な動きの調整であり、トレンドが変わったわけではない」と分析した。

  ニューヨーク原油先物相場は反落。トランプ大統領がボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)を解任したと明らかにした後に急落した。中東やアジアで地政学的な緊張が高まっている中、対外強硬派のボルトン氏解任により、トランプ政権が外交手段の一環として軍事力の行使に傾くとの懸念が沈静化する可能性がある。エクセル・フューチャーズのマーク・ワゴナー社長は、「ボルトン氏が石油市場に持ち込んだリスクプレミアムは基本的に消失した」と指摘。このニュースを受けて「原油価格がさらに1ドル下げても驚かない」と述べた。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物10月限は45セント(0.8%)安の1バレル=57.40ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント11月限は21セント安の62.38ドル。

  ニューヨーク金先物相場は4営業日続落。上昇基調が4カ月続いたことで一服感が広がった。また欧米の金融政策決定会合が近づいていることから様子見姿勢も広がった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は11.90ドル(0.8%)安の1オンス=1499.20ドル。1カ月ぶりに1500ドルを割り込んで引けた。
原題:Stocks Push Higher at Close; Treasury Yields Rise: Markets Wrap(抜粋)
Crude Oil Falls After Trump Dumps Hawkish Aide John Bolton
PRECIOUS: Gold Hits One-Month Low as Central Bank Policy Awaited

◎欧州債:ユーロ圏国債下落、イタリア債中心に-量的緩和観測が後退

  10日の欧州債市場でイタリア債が下落。ユーロ圏の他の国債を下回るパフォーマンスだった。ECBが今週の金融政策決定会合で量的緩和について決定するとの見方が後退している。英国債は下落。カーニー英中銀総裁がマイナス金利を政策手段として考えていないと述べ、景気減速への対応策として財政措置の可能性を示唆した。

  • イタリア10年債利回りは9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して1.035%。ドイツ債とのスプレッドは6bp拡大して158bpとなった
  • ドイツ債はベアスティープ化。中核国債のパフォーマンスは準中核国債を上回った。
  • ドイツ10年債利回りは3bp上昇してマイナス0.56%、フランス10年債利回りは3bp上げてマイナス0.25%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:CORRECT-Italian Bonds Lead Euro-Area Fall as QE Bets Are Pared(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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