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香港行政長官、公共施設に損害を与えないようデモ隊に呼び掛け

  • 林鄭行政長官:暴力行為が香港をさらに分断する恐れ
  • 逃亡犯条例改正案の正式撤回でも週末に抗議活動続く

香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は10日、公共施設に対する破壊行為を行わないようデモ参加者に求めるとともに、暴力が香港をさらに分断する恐れがあると警告した。

HONG KONG-CHINA-POLITICS-UNREST

林鄭月娥行政長官(9月10日)

  林鄭長官は10日午前、行政会議の会合前の記者会見で語った。同長官は先週、3カ月余り続く民主化デモで最大の譲歩を行ったが、週末には香港中心部で再び暴力行為が発生した。

  香港の地下鉄「駅に対する見境のない破壊行為は、逃亡犯条例改正案への反対や抗議デモの要求をはるかに超えるものだ」と長官は指摘。「行動のエスカレートや暴力の継続で社会が直面する現在の問題を解決することはできない。社会の対立や亀裂、憎しみが深まり、秩序の回復と亀裂の修復を図る取り組みが一層困難になるだけだ」と訴えた。

Hong Kong Demonstrators Swarm to Airport, Disrupting Transport

東涌駅の施設を破壊するデモ参加者(9月1日)

  トランプ米大統領に訴えようとする数万人が8日に米国の総領事館に向けて平和的なデモ行進を行った後、小人数の集団が地下鉄駅に放火し、破壊した。警察は道路や地下鉄駅を一掃し、催涙ガスで応戦した。林鄭長官は先週、デモの発端となった逃亡犯条例改正案を正式撤回したが市民の抗議は続いている。

  林鄭長官は、市民が米国に対しが香港人権・民主主義法案の可決を求めないよう望むと述べた。同法案が成立すれば香港で民主主義や人権を抑圧する香港や中国本土の当局者に経済的制裁や罰則が科せられる

原題:Hong Kong’s Lam Asks Protesters Not to Damage Public Facilities(抜粋)

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