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北朝鮮が飛翔体発射、米国と協議の用意と表明から数時間後

更新日時
  • 平安南道から2発発射、約330キロメートル飛行-韓国軍
  • 米国などと連携し情報収集・分析に全力-菅官房長官

北朝鮮は10日早朝、東側の海に向けて「短距離飛翔体」を2発発射した。この数時間前には、米国との非核化協議を再開する用意があると表明していた。

  韓国軍合同参謀本部によると、最初の発射は現地時間午前7時少し前(日本時間同)だった。平安南道から発射されて約330キロメートル飛行し、朝鮮半島と日本の間の海に落下した。飛行経路は最近試射された短距離弾道ミサイルと一致している。確認されれば、5月以降のミサイル試射は18、19発目となる。

  韓国の国家安全保障会議(NSC)は10日の緊急会合で、今回の飛翔体発射に「強い憂慮」を表明。朝鮮半島の全体的な安全保障状況を点検しているとした。

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Source: South Korea Ministry of National Defense, 38 North, Yonhap News Agency

  日本の防衛省は「わが国領域や排他的経済水域(EEZ)への弾道ミサイルの飛来は確認されておらず、現時点において、わが国の安全保障に直ちに影響を与えるような事態は確認されていない」と発表した。

  菅義偉官房長官は閣議後の記者会見で、詳細を分析中で米国などと連携し情報収集・分析に全力を挙げると述べた。韓国との連携についての質問に対しては、朝鮮半島の非核化に向けて引き続き必要な情報交換を含め、しっかり連携していきたいと答えた。

数時間前には前向きな談話

  北朝鮮の崔善姫第1外務次官は9日、「9月下旬ごろに合意する場所・日時で」米国と協議する用意があるとの談話を国営朝鮮中央通信(KCNA)を通じて出した。

  談話では、交渉を望むと表明した米当局者による最近のコメントに言及、新たな譲歩には触れていない。6月30日にトランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が板門店で会談した以降では、最も前向きな談話となった。

  トランプ大統領は、崔次官の談話に関する記者団の質問に対し、北朝鮮が核兵器の実験凍結を継続していると指摘した上で、「どうなるか見てみよう。私は常に会合は良いことであり悪いことではないと述べてきた」と答えた。

  トランプ政権の高官は、飛翔体発射の報道について認識しており状況を見守っているとコメントした。

原題:North Korea Tests More Weapons After Floating Fresh U.S. Talks(抜粋)

(飛翔体の飛行距離や菅官房長官の発言などを追加して更新します.)
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