コンテンツにスキップする

イーライリリー治験薬、肺がん試験で力強い結果-ロクソ買収で入手

  • 「LOXO-292」のターゲットはRET融合遺伝子
  • RET融合遺伝子陽性のNSCLC患者試験で客観的奏効率が68%

米医薬品メーカーのイーライリリーが米バイオ医薬品企業ロクソ・オンコロジーを買収した際に取得した治験薬が、極めて珍しい遺伝子変異を伴う肺がん患者を対象とする試験で力強い結果を示した。

  「selpercatinib」(開発コードLOXO-292)のターゲットはRET融合遺伝子。この遺伝子異常は非小細胞肺がん(NSCLC)患者の約2%、甲状腺乳頭がん患者の10ー20%に見つかる。

  化学療法の治療歴があるRET融合遺伝子陽性のNSCLC患者105人を対象とする試験では、客観的奏効率が68%に達した。無増悪生存期間(PFS)中央値は18.4カ月だった。

  イーライリリーは2月にロクソを約80億ドル(現在のレートで8600億円)で買収。同社にとって過去最大規模の買収となった。selpercatinibの試験結果は買収が適切だったことを裏付ける材料になる見通しで、ブループリント・メディスンの競合薬との比較でも優位にあることを示している。6月に公表されたブループリントの「BLU-667」の試験結果は客観的奏効率が60%だった。

  9日の米株式市場でイーライリリーの株価は2.6%安で引けた。ブループリント終値は6.1%安。

原題:
Eli Lilly Drug Gained in Loxo Deal Triumphs in Cancer Trial (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE