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イタリア、長期債発行を準備-ユーロ圏の需要縮小する中でも

  • イタリア財務省は12日に長期債を発行する構え-バークレイズなど
  • 仏中銀総裁らはECB資産購入の即時再開の必要性に懐疑的見方

イタリアはユーロ圏の長期債に対する投資家の購入意欲が減退し始めている中でも、今週長期債を発行する見込みだ。

G-20 Finance Ministers and Central Bank Governors Meeting

ビルロワドガロー仏中銀総裁

写真家:太田清/ブルームバーグ

  バークレイズとコメルツ銀行は、フランスとスペイン、ドイツの長期債需要がいずれもこのところ縮小しているにもかかわらず、イタリア財務省は12日に20年ないし30年債を発行すると予測した。イタリア国債は欧州中央銀行(ECB)の量的緩和(QE)によって押し上げられるものだが、同じく12日にECBが発表すると予想される刺激策の規模への期待がしぼんだことも投資家の意欲をそぐ可能性がある。

  投資家は、世界のマイナス利回りの債券残高が8月に過去最高の17兆ドル(約1816兆円)に達した後、ユーロ圏の債券上昇が終わる兆候を警戒している。

  ドイツの先月の30年債入札は応札額が予定していた発行額に届かない「札割れ」となり、ドイツ債務管理庁は予定額が「大き過ぎた」可能性を認めざるを得なくなった。今月5日のフランス30年債の応札倍率は過去最低に並び、同日のスペイン50年債の同倍率は過去最低を更新した。

  ブルームバーグが調査したエコノミストの80%強が、ECBは一部政策当局者らが反対しているものの、今週、追加的なQEを発表すると予想した。

  ビルロワドガロー仏中銀総裁らは、資産購入の即時再開の必要性に懐疑的な見方を示している。コメルツ銀行の金利戦略責任者、クリストフ・リーガー氏は、「このような極端な利回り水準での新たな純資産購入の経済効果は疑わしい」と述べ、ビルロワドガロー総裁らの見解に同意した。

Investor appetite for euro-area long bonds has fallen recently

原題:Italy Prepares to Tap Debt Market Just as Demand Stutters(抜粋)

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