コンテンツにスキップする

JPモルガン、トランプ氏ツイートの影響測る「Volfefe」指数を考案

  • 大統領のツイートは米国債利回りに「統計的に有意な」影響
  • 2年物と5年物は10年物よりもツイートの影響が大きい
Pedestrians pass in front of a JPMorgan Chase & Co. office building in New York.

Pedestrians pass in front of a JPMorgan Chase & Co. office building in New York.

Photographer: Christopher Lee/Bloomberg
Pedestrians pass in front of a JPMorgan Chase & Co. office building in New York.
Photographer: Christopher Lee/Bloomberg

JPモルガン・チェースのアナリストは、トランプ米大統領のツイートが米国の金利に与える影響を測定する指数を考案した。ボラティリティーは上昇基調にあるとアナリストらは指摘している。

  トランプ氏の謎のツイート「covfefe」にちなんで名付けられた「Volfefe指数」は、同氏のツイートが米国債利回りに統計的に有意な影響を与えていることを示唆している。アナリストによれば、市場を動かすトランプ氏のツイートの数はここ1カ月で急増しており、「China(中国)」、「billion(10億)」、「products(製品)」、「democrats(民主党)」、「great(偉大)」などの言葉が含まれたツイートが相場に与える影響が最も大きかった。

  ジョッシュ・ヤンガー、ミュニアー・セーレム両氏を中心としたアナリストらは、「貿易と金融政策が大統領にとって一段と焦点になっており、思い付きの気分から一見正式な政策意図まで全てが、この注意深く吟味されるソーシャルメディア・プラットフォームを通じて世界中に瞬時に広がっている」と分析。「これに対応して、株の単一銘柄からマクロ商品に至るまで幅広い資産の価格動向が、大統領の一握りのツイートにますます影響されるようになっている」と指摘した。

  JPモルガンの分析によると、トランプ大統領は2016年初め以降、1日平均約10ツイートを行っており、17年の就任以降の合計ツイート数は1万に上る。トランプ氏のツイッター活動は就任前の時期に1日平均5ツイートに減ったが、18年後半から大きく持ち直し、ここ数カ月のツイート数は過去4年間で最多となっている。

JPMorgan's Volfefe Index

JPモルガンのVolfefe指数

  JPモルガンはトランプ大統領のツイート後5分間の米国債利回りを分析し、それぞれのツイートが市場を動かす確率を指数化。金利デリバティブ(金融派生商品)「スワップション」で見られるインプライド・ボラティリティーの動きの「測定可能な部分」を、Volfefe指数で説明できることが分かったという。これは特に比較的短期の証券の利回りで顕著であり、2年物と5年物は10年物よりも大きな影響を受けている。

原題:JPMorgan Creates ‘Volfefe’ Index to Track Trump Tweet Impact(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE