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ソフトバンク、携帯端末最大50%引き-他社ユーザーも購入可能

更新日時
  • 割引提供は10月施行の改正電気通信事業法には抵触しない
  • 「経営判断のスピードが早いのは好印象」とミョウジョウの菊池氏

国内第3位の通信会社のソフトバンクは9日、携帯電話端末の代金が最大半額となるプログラムの提供を開始すると発表した。他社ユーザーも回線契約なしに購入できるため、10月から施行される改正電気通信事業法に抵触することなく割引の提供が可能としている。

  会見した榛葉淳副社長は端末の値引きが2万円までに制限された法改正に触れ、「多くの人は端末価格の心配が一番にある」と新サービスの意義を強調した。法改正の趣旨に反するものではないことは、確認済みだという。

  新サービスでは48回払いで購入し、25カ月目以降に別の対象機種を購入した場合、古い機種の支払いが不要になる。プログラム利用料として、月額390円を24カ月支払う。13日に開始する。

Key Speakers at SoftBank World Event Day 2

宮内社長

  ソフトバンクの新プログラムは、米アップルが10日に開催する新型「iPhone(アイフォーン)」を披露するイベントを控えて発表された。榛葉副社長は「今のままではハイスペックなスマホは2万円の割引しか恩恵を受けられない」と話した。

  また販売強化策の一環で、スマホアドバイザーを従来の400人から1200人に増員する。格安ブランド「ワイモバイル」では、スマホ向けの月額利用料金を最大12%安くする。 

  ミョウジョウ・アセット・マネジメントの菊池真代表取締役は「シェアの奪い合いの一環」であり、「他社に比べ経営判断のスピードが早いのは好印象」だと述べた。また新規顧客を獲得できるようになれば、他社も同じく追随してくるだろうと指摘した。

各社の契約数の割合

合計は1.8億件

出所:総務省

注:2019年3月時点

  野村証券の増野大作シニアアナリストは9日付リポートで、顧客が従来同様に割安で端末を購入することができるため「消費者への訴求力が更に高まる」と分析し、今後3-6カ月の通信セクターのコア銘柄との見方を継続するとした。

  榛葉副社長は、携帯電話事業への新規参入に向け6日に記者会見した楽天については、言及を控えると述べた。楽天の三木谷浩史社長は、料金体系について「他社がまねすることのできない料金体系」と述べていた。

(背景や識者コメントを追記しました)
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