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アムジェンのKRAS阻害剤、肺がん患者の半数以上で腫瘍縮小

  • 患者13人のうち7人が部分奏功、6人が安定-第1相試験
  • 「AMG 510」はFDAのファストトラック指定を受けている

アムジェンは8日、「KRAS(G12C)」と呼ばれる遺伝子変異をターゲットとする治験薬「AMG 510」について、治療歴のある患者を対象とする第1相試験から得られた新たなデータを発表した。治療が困難とされていたKRASを伴う非小細胞肺がん(NSCLC)患者で5割以上が最初の反応を示した。

  最高用量を投与された患者13人のうち7人(54%)が治療後最初の画像スキャンで部分奏効(PR)、残る6人(46%)が安定(SD)を示した。患者1人は最初に反応を示した後にがんが進行、他の3人が死亡した。9人が引き続き治験に参加し、毎日投与が続けられている。バルセロナで開催された世界肺がん学会議(WCLC)で発表した。

  試験結果は、ヒトの腫瘍に見られる一般的な遺伝子であるKRASの変異を阻害する方法が特定された可能性を示している。AMG 510が標的とするこうした遺伝子変異はNSCLC患者の約13%を占める。

  AMG 510はこうした変異を伴う転移性NSCLC患者向けで米食品医薬品局(FDA)のファストトラック(優先承認審査制度)指定を受けている。アムジェンの研究開発(R&D)責任者デーブ・リース氏によると、次の試験が開始されており、結果は承認を得るために使用される可能性がある。

原題:
Amgen’s Gene-Targeting Drug Shrank 54% of Lung Tumors in Study(抜粋)

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