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債券は上昇、超長期ゾーンへの買いやマイナス金利の深掘り観測が支え

更新日時

債券相場は上昇。前週末に日本銀行の黒田東彦総裁の発言報道を受けて下落した反動で超長期債などに買いが入ったことに加え、マイナス金利の深掘り観測が短中期債を中心に相場の支えとなった。

  • 長期国債先物9月物の終値は前日比6銭高の154円98銭。一時155円09銭まで上昇した後は、155円付近でのもみ合いが続いた
  • 新発10年債利回りは1ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.26%で始まり、マイナス0.27%まで低下場面
  • 新発30年債利回りや新発40年債利回りはいずれも約3週間ぶり高水準を付けた後、それぞれ0.19%、0.22%まで低下も

市場関係者の見方

バンクオブアメリカ・メリルリンチの大崎秀一チーフ金利ストラテジスト

  • 日銀の黒田総裁発言報道もあって超長期ゾーンは調整したが、それでも押し目買いが入り、金利はなかなか上がらない
  • 中期ゾーンでは黒田総裁の言及でマイナス金利の深堀りがあらためて意識され、買いが優勢に

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 相場は思ったよりしっかりしている。先物買いの限月交代など需給要因は全てプラスで、日米欧とも金融緩和の方向性は変わらない
  • 一方、先週末の黒田総裁の発言報道を受け、超長期ゾーンをどんどん買っていく展開も想定しにくい

流動性供給入札

  • 対象は残存期間1年超5年以下、発行予定額は額面金額で4000億円程度
  • 応札倍率は4.01倍と、前回の同年限の入札より低下
  • 最大利回り格差はマイナス0.015%、平均利回り格差はマイナス0.017%
  • 備考:過去の流動性供給入札の結果一覧

内外市況動向

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.320%-0.350%-0.265%0.085%0.210%0.220%
前週末比-1.5bp-1.0bp-1.5bp-1.5bp+1.0bp-0.5bp
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