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サブプライム自動車ローン、ABS組成で借り手の所得確認は3%未満

  • サンタンデールが17年に発行したABSでは17%で確認
  • 「借り手の信用力が申告より弱い可能性は高い」-ムーディーズ

サブプライム(信用力の低い個人向け)自動車ローン会社で米大手のサンタンデール・コンシューマーUSAホールディングスは、今年に入り自動車ローン債権を担保とした資産担保証券(ABS)、10億ドル(約1068億円)超相当を組成して売り出したが、このうちローンの借り手の所得確認を行ったのは3%に満たなかった。格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが明らかにした。

  ゲーリー・ランパート氏らムーディーズのアナリストがまとめた4日のリポートによると、サンタンデールが2017年に発行したABSの一部では、組み込まれているローンの最大17%について確認を行っていた。

  ムーディーズのアナリストらがインタビューで述べたところによると、サンタンデールが6月に発行条件を決めたディープサブプライムABSでは、所得を確認したのは2.6%、その前は3.2%だった。

  ムーディーズのチームは債券発行前リポートで、ここ最近のローンでサンタンデールの所得確認の水準が低下し続けていることに触れ、「借り手の信用力が申告しているより弱い可能性が高くなっている」と指摘した。

  サンタンデールの広報担当者はムーディーズのリポートについてコメントせず、決算発表に関する電話会議などで提供された情報を指摘した。それによれば所得確認比率の低下は、リスクの高いディーラーや借り手を審査するプロセス改善が影響しており、最近の取引においては所得確認が低下しても、そのパフォーマンスは所得確認比率が高かった従来と同じかそれよりも高い。

原題:Subprime Auto Lender Checked Income on Just 3% of Loans in Bond(抜粋)

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