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アックマン氏、自分に賭けた5億ドルが奏功-3年続いた不調から挽回

  • パーシング・スクエア・ホールディングスの株価、今年47%上昇
  • バリアントとハーバライフへの投資が響き損失が続いていた

投資家ビル・アックマン氏は昨年、自分に賭けるという大胆な戦略に打って出た。同氏のヘッジファンドに対しては将来を危ぶむ声も投資家の間では聞かれたが、これまでのところ、アックマン氏の賭けは報われているようだ。

  アックマン氏は自身が運営するヘッジファンドのうち、株式を公開しているパーシング・スクエア・ホールディングスに昨年、約5億ドル(約530億円)を投資。同ファンドは著しく過小評価されていると指摘していた。当時、パーシング・スクエア・ホールディングスの株価は約15ドルだった。

Bill Ackman

ビル・アックマン氏

Bloomberg

  同ファンドは年初から8月までに54.5%のリターンを上げ、パーシング・スクエア・ホールディングスの株価は47%上昇した。アムステルダム市場での5日終値は19.02ドルと、2016年1月以来の高値。ブルームバーグがまとめたデータによれば、アックマン氏は5億ドルの投資に対して今年1億9800万ドルの含み益を得た計算になる。

  バリアント・ファーマシューティカルズへの投資で出した損失や、ハーバライフ・ニュートリションに仕掛けた空売りキャンペーンの失敗が災いし、アックマン氏のファンドは3年にわたってマイナスのリターンが続いていた。

  法律事務所シドリー・オースティンのパートナー、カイ・リーケフェット氏は「ビル・アックマン氏はこの業界で生き残れるのか、という疑念が生じていた」とした上で、「アックマン氏はこの1-2年、ファンダメンタル投資に集中しているようだ。キャンペーンは控え、自分のリズムを取り戻し始めた」と分析した。

  アックマン氏はコメントを控えた。

Reversal of Fortune

Pershing Square Holdings performance versus the S&P 500

Source: Pershing Square

Note: 2019 returns are to Aug. 30. PSH returns are net of fees and calculated on NAV.

原題:Ackman’s $500 Million Bet on Ackman Pays Off After Losing Streak(抜粋)

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