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中国人民銀、預金準備率引き下げへ-穏健スタンス変わらず

更新日時
  • 準備率を0.5ポイント引き下げ、9月16日から適用開始
  • 準備率引き下げに伴い、市場に約13.5兆円を供給へ

中国人民銀行(中央銀行)は6日、市中銀行から強制的に預金の一定割合を預かる預金準備率を引き下げると発表した。新たな準備率は2007年以来の低水準となる。国内の景気減速と貿易戦争の逆風に直面する中国経済を支えるため、人民銀は流動性を供給する。

  人民銀のウェブサイトによると、9月16日に準備率を0.5ポイント引き下げる。さらに一部の市中銀行向けには10月15日と11月15日の2回に分けて準備率を追加で1ポイント引き下げる。

  これにより人民銀は9000億元(約13兆5300億円)の流動性を市場に供給することになる。

  コメルツ銀行の周浩シニア新興市場エコノミスト(シンガポール在勤)は「積極緩和を反映しているものではない」と指摘。「実際に中国は最近、不動産金融をかなり引き締めた。製造業向けの資金調達コストを引き下げるが、資産バブル懸念のある不動産セクターの流動性は引き締めるというリバランスが続いている」と述べた。

  人民銀は声明で、預金準備率引き下げは緩和策の大幅強化ではないと強調。「引き下げは経済に刺激策をあふれさせるものではなく、穏健な政策スタンスは変わらない」と説明した。

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(人民銀の声明などを追加して更新します.)
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