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飛行場跡地に大量のメルセデスSUV、サプライヤー問題で納車遅れる

  • ブレーメン市近郊の空港跡地に新型SUV「GLE」の多くの列
  • 「車両の一時的な保管は全く通常のプロセス」と広報担当者

ドイツの自動車メーカー、ダイムラーは同国北部の軍用飛行場跡地に数千台の車両を保管している。サプライヤー問題でメルセデス・ベンツの新型スポーツタイプ多目的車(SUV)「GLE」の納車が遅れているためだ。

  ブレーメン市近郊のアールホルン飛行場跡地にGLEが他の車種と共に何列も並んでいる。価格が約5万6000ドル(約600万円)以上のGLEは欧州の顧客向けに米国で生産された。

Thousands of Unsold Mercedes-Benz Automobiles Stored at Airfield

ブレーメン近郊のアールホルン飛行場跡地で納車待ちのメルセデス・ベンツ車(9月3日)

  ダイムラーは1年余りで4回も利益見通しを下方修正した。直近は7月で、通期見通し引き下げの一因として増産が遅れていることに言及した。オーラ・ケレニウス最高経営責任者(CEO)はその際、米国のサプライヤーに関連する問題が生産の障害になっていると説明していた。

  新型GLEが複数の市場で同時投入され、工場での生産が急増した後にサプライヤーの問題が生じ、納車が遅れていると、ダイムラーの広報担当者は説明した。需要は引き続き堅調だという。メルセデスは出荷待ちなどの際に一時的に駐車しておくため世界各地の保管場所を活用している。アールホルン飛行場跡地もその一つで、メルセデスのさまざまな車種の保管に使われていると説明した。

Thousands of Unsold Mercedes-Benz Automobiles Stored at Airfield

アールホルン飛行場跡地で保管されるメルセデス・ベンツ車(9月3日)

  広報担当者は電子メールで送付した資料で、「車両の一時的な保管は全く通常のプロセスだ」とした。

  ドイツの自動車メーカーが飛行場に車両を保管するのは初めてではない。新たな排ガス基準導入前に新車登録が急増した際、フォルクスワーゲン(VW)も、ベルリンに建設中のブランデンブルク空港に多くの場所を確保した。

原題:Mercedes SUVs Pile Up as Supplier Triggers Bottleneck (1)(抜粋)

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