ジョンソン英首相の実弟、閣僚辞任-離脱巡り家族にも亀裂
Robert Hutton
更新日時
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民間企業・エネルギー産業戦略担当相などを辞任し議員の職も退く
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「家族への忠誠心と国益との間で引き裂かれた」とツイート

ジョンソン首相
Photographer: Danny Lawson/AFP
ジョンソン首相
Photographer: Danny Lawson/AFP
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ジョンソン首相の弟であるジョー・ジョンソン氏が5日、民間企業・エネルギー産業戦略担当相などを辞任し、与党保守党の下院議員の職も退く意向を表明した。実弟の閣僚辞任は首相にとって痛手であり、ジョンソン氏の政治路線が保守党内の亀裂を招く状況があらためて浮き彫りとなった。
ジョー・ジョンソン氏は「私は家族への忠誠心と国益との間で引き裂かれる状態が最近数週間続いた。それは解決しようのない緊張だ」とツイートした。同氏はメイ前首相にも仕えたが、欧州連合(EU)とメイ氏が取り決めた離脱合意案と「合意なき離脱」との二者択一について、「隷属か混沌か」の選択だと述べて辞任。問題解決のために再国民投票を求めていた。
ジョンソン首相は「ジョーはEUについて私と意見が異なる。なぜならそれは明らかに家族を分断し、あらゆる人々を分断する問題だからだ」とコメント。その一方で、自分のより広範なアジェンダを弟は支持していると指摘した。
原題:Boris Johnson’s Brother Quits, Torn Between Family and Country
Boris Johnson’s Foes Aim to Fix Brexit Delay Before Any Election(抜粋)
(首相のコメントを追加して更新します.)
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