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日本株は小幅続伸、米経済指標堅調と円安-機械や自動車など輸出高い
河元伸吾
更新日時
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8月のISM非製造業指数は56.4、3カ月ぶり高水準
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米民間雇用者数は4カ月ぶりの大幅増、円は1ドル=107円近辺

Traders work inside the Tokyo Stock Exchange (TSE), operated by Japan Exchange Group Inc. (JPX), in Tokyo, Japan, on Tuesday, July 24, 2018.
6日の東京株式相場は小幅に続伸。雇用など米国の経済指標が市場予想以上に伸びたほか、為替相場が円安に振れ景気や業績の先行きが楽観視された。機械や自動車など輸出関連、米長期金利の上昇で保険など金融株が高い。
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<きょうのポイント>

東証内
SMBC信託銀行投資調査部の佐溝将司マーケットアナリストは、「米国経済は製造業の減速をサービスや個人消費で支える構図が崩れていない」と話した。一方で、「米中摩擦や香港の混乱などは状況の悪化が止まっただけで何も進展しておらず、株価をさらに引き上げるには力不足」とみている。
前日の米国株大幅高を受けて上昇して開始した後は伸び悩み、上値の重さが再認識された。東証1部の値上がり銘柄数は921と、値下がりの1124を下回った。丸三証券の服部誠常務執行役員は「リスクオフが和らぎ、過去最高水準に積み上がった裁定売り残や信用売りの買い戻しが進んだ」とする一方で、「日経平均は200日移動平均線(約2万1227円)が上値抵抗線となった」と述べた。

- 東証1部33業種は機械、輸送用機器、卸売、保険、建設、電機が上昇
- 電気・ガス、情報・通信、食料品、陸運、不動産は下落
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