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9月5日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:円が1カ月ぶり安値、米国債利回りと株価が急上昇

  5日のニューヨーク外国為替市場では、円が対ドルで約1カ月ぶりの安値を付けた。米中貿易協議への楽観が広がる中、リスクテーク意欲が高まった。米経済指標が予想を上回ったことを背景に株式相場が値上がりしたほか、米2年債利回りは約10年ぶりの大幅上昇となった。

  • ニューヨーク時間午後4時40分現在、ドルは対円で0.6%高の1ドル=106円98銭。一時は107円23銭と、8月2日以来の高値
  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数はほぼ変わらず。一時は0.3%下落。8月の米民間雇用者数は市場予想を上回る伸びとなったほか、8月の米ISM非製造業総合景況指数は上昇したことから、景気減速を巡る懸念が後退
    • ドルは主要10通貨の大半に対して下落。米中は10月前半に貿易協議を再開すると発表。リスクセンチメントの改善に伴い、米2年債利回りは一時14.2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.57%
  • 主要10通貨では、円とスイス・フランが大きく下落。英国の合意なき欧州連合(EU)離脱リスクが後退したことを背景に、ポンドの上げが目立った
  • ドルは対ユーロでほぼ変わらずの1ユーロ=1.1035ドル

欧州時間の取引

  ブルームバーグ・ドル・スポット指数が3営業日続落。英EU離脱を巡るリスク後退や、米中の貿易協議再開に関する楽観、スウェーデン中銀が想定ほどハト派的でなかったことが背景。
原題:Yen Falls to Month Low as U.S. Yields, Stocks Surge: Inside G-10(抜粋)
Traders Offload Dollar as Risk Appetite Improves: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株高・債券安、貿易緊張が緩和-統計好調

  5日の米金融市場では株式が続伸、国債が大幅安。一連の指標が米経済への信頼感を高めたほか、貿易を巡る緊張が和らいだ。

  • 米国株は続伸、ハイテクや銀行が高い
  • 米国債は大幅安-10年債利回り1.56%に上昇
  • NY原油はほぼ変わらず、需要不安の再燃で上げ失う
  • NY金先物は急反落、逃避需要が後退

  株はテクノロジー銘柄を中心に買われ、S&P500種株価指数は5週間ぶりの高水準となった。米2年債の利回りが一時14ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇するのに伴い、銀行株の買いも膨らんだ。ADPリサーチ・インスティテュート発表の米民間雇用者数、米供給管理協会(ISM)発表の非製造業総合景況指数はいずれも好調となる中、ディフェンシブ銘柄は下げた。

  S&P500種株価指数は前日比1.3%高の2976.00。ダウ工業株30種平均は372.68ドル(1.4%)高の26728.15ドル。ナスダック総合指数は1.8%上昇。ニューヨーク時間午後4時55分現在、米10年債利回りは9bp上昇の1.56%。

  FTSEラッセルの世界市場調査担当マネジングディレクター、アレック・ヤング氏は「米中貿易摩擦のエスカレートはもう何カ月も株式への向かい風となってきた。このためハイレベルの貿易協議が10月初めに開かれるとのニュースでリリーフラリーが起きたことに、意外性はない」とコメント。「つまるところ、株が上昇するには企業利益の伸びが必要であって、それは米中貿易の進展なしではあり得ない」と話した。

  米国債は急落。堅調な米経済指標に加え、欧州の債券安、活発な社債発行や、貿易を巡る楽観など悪材料が重なった。

  ニューヨーク原油先物相場はほぼ変わらず。一時5週間ぶり高値となったが、原油需要の先行き不透明感があらためて意識され、終盤に売られた。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物10月限は4セント(0.1%)高の1バレル=56.30ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント11月限は25セント高の60.95ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落、ここ1年余りで最も大幅な下げとなった。貿易を巡る緊張が和らぐ兆候が出たほか、米経済指標が予想より良好だったため、逃避需要が後退した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は2.2%安の1オンス=1525.50ドル。
原題:Stocks Surge, Bonds Tumble on Trade Talks and Data: Markets Wrap(抜粋)
Treasury Yields Surge on IG Sales, Signs of Economic Strength
Oil Closes Little Changed After Late Sell-Off on Demand Woes
PRECIOUS: Gold Posts Biggest Loss in 14 Months as Haven Bid Ebbs

◎欧州債:ユーロ圏国債、利回り曲線ベアスティープ化-ECB会合前

  5日の欧州債市場でイタリア債を中心にユーロ圏国債のイールドカーブがベアスティープ化した。来週にECB政策委員会の会合やイタリア国債入札を控えている。この日のフランス債入札での需要が弱かったほか、米国で発表された経済統計が市場予想を上回ったことも幅広い売りにつながった。英国債は軟調。10年債入札では需要が低下した。

  • イタリア債は下落。同国は9月12日に入札予定の国債について9日に発表する
  • ドイツ債は下落。30年債利回りは8月2日以来初めてプラス圏に浮上した。米ISMが発表した8月の非製造業総合景況指数は市場予想を上回った。この日実施した4本のフランス国債入札とスペイン50年債の入札は投資家の需要を図る応札倍率が低下した
  • 英国債は下落。短期金融市場動向によると、英中銀による次回0.25ポイントの利下げ時期は2020年9月が織り込まれており、前日時点の同年3月から後退した
  • ドイツ10年債利回りは9bp上昇してマイナス0.59%、フランス10年債利回りは9bp上げてマイナス0.29%。イタリア10年債利回りは12bp上げて0.93%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Euro-Area Bond Curves Bear Steepen: End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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