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逃亡犯条例案の撤回、混乱収拾への「最初のステップ」-香港行政長官

  • 抗議活動の参加者は条例改正案撤回だけでは十分でないと主張
  • 要求が拡大している混乱の根本的な原因を検証すると林鄭長官

香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は5日、中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案の正式撤回は香港の混乱に対処する第一歩にすぎないと述べた。抗議活動参加者は改正案撤回だけでは十分でないと主張している。

  林鄭長官は記者会見で、前日発表された改正案撤回や他の措置は「社会の膠着(こうちゃく)状態を打開する最初のステップ」であり、条例案撤回以外にも要求が拡大している混乱の根本的な原因を検証すると約束した。

Carrie Lam News Conference

香港の林鄭月娥行政長官

Photographer: Kyle Lam/Bloomberg

  林鄭長官は住宅や土地供給など政治、経済、社会問題に言及した上で、「社会の不満が改正案をはるかに超えて広がっていることは多数の人々にとって明らかだ」と指摘。「今後は対話の場を設けてこうした根深い問題を議論することが可能だ」と述べた。

  民主派の活動家や議員は林鄭長官の譲歩を「少な過ぎ、遅過ぎる」として退け、警察の実力行使を巡る独立調査や北京(中央政府)が明確に否定した普通選挙の実施など他の要求も受け入れるよう迫っている。

原題:Hong Kong’s Lam Says Scrapping Bill ‘First Step’ to Ease Unrest(抜粋)

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